ＥＸＩＬＥ　ＨＩＲＯ「子どもたちがアテネへ渡航しパフォーマンスすべきではない」　アテネ聖火引き継ぎ式で子供１４０人派遣見送り

　東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が６日、ギリシャ・アテネのパナシナイコ競技場で１９日に開催される聖火引継式で予定していた「東京２０２０文化パート」の中止を発表した。文化パフォーマンスの監督を務めるＥＸＩＬＥ　ＨＩＲＯ（５０）は「出演する子どもたちの健康と安全を最優先に考えた上での判断であり、日本文化パート監督の立場としても、現在の世界的な新型コロナウイルス感染状況では、子どもたちがアテネへ渡航しパフォーマンスすべきではないと思っています」とコメントした。

　文化パフォーマンスは、小学生から高校生までの１４０人を中心としたメンバーによって日本やギリシャの神話に着想を得た演目を約１０分間披露する予定だった。組織委は、安倍晋三首相による休校要請を踏まえ、子供たちの派遣は困難と判断。１２日にギリシャ・オリンピア遺跡で行われる聖火採火式への日本からの派遣団縮小も決定している。

　ＥＸＩＬＥ　ＨＩＲＯのコメントは以下の通り。

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会　森喜朗会長から発表がありましたが、アテネでの聖火引継式　日本文化パートの中止が決定致しました。

出演する子どもたちの健康と安全を最優先に考えた上での判断であり、日本文化パート監督の立場としても、現在の世界的な新型コロナウイルス感染状況では、子どもたちがアテネへ渡航しパフォーマンスすべきではないと思っています。

これまで、本番に向けて日々練習に取り組んできた子どもたちをはじめとした出演者の皆さん、関係スタッフの皆さんのことを思うと、とても残念ではありますが、ここまで頑張ってくれていた子どもたちや多くの方々の努力が報われるように、そして、子どもたちがこの経験を通じてさらに成長していくためにも、自分たちの出来ることから考え、引き続きしっかりとサポートしていきたいと思います。

最後まで子どもたちのことを最優先に考え、最善を尽くしていただいた森会長はじめ組織委員会、ＩＯＣ、ＨＯＣ、関係者の皆様に感謝致します。

一日も早くこの状況が落ち着き、平時の安全な日々に戻りますこと、そして皆様がご健康であることを心より願っています。

ＥＸＩＬＥ　ＨＩＲＯ 報知新聞社