元F3ドライバー長屋宏和さんがデニムマスク考案 効果よりカッコよさ求め

引用元:中日スポーツ
元F3ドライバー長屋宏和さんがデニムマスク考案 効果よりカッコよさ求め

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマスク不足が深刻になっていることを受け、元全日本F3ドライバーで車いす生活をしながらレーシングチームの監督も務める長屋宏和さん(40)が、デニム地の特製マスクの生産と販売を始めた。6日までに自身のブログで明かした。

【写真】寂しい…無観客の「ウルトラマン」舞台あいさつ

 「マスクとしての効果より、カッコよさ重視のデニムマスクで、“これを着けたい”という方に使っていただければと思います」

 自身は車いす生活者のためのファッションブランド「ピロレーシング」を立ち上げ、アパレル業界でも活躍中で、3月に入ってからデニム地のマスクを考案。スタッフの手を借りて1日100枚以上のペースで仕上げているという。

 ネット販売で1枚1111円(送料無料)とやや高額ながら、洗って再利用も可能で「デニム生地は、岡山児島生産の高級デニムで、人件費、材料費、送料無料、梱包(こんぽう)料など、マスク作成で利益はありませんが、自分たちが出来ること、お困りの皆さんのお役に立てたらと思います」としている。

 長屋さんは2002年のF1日本GPの前座で行われた入門用フォーミュラレースでクラッシュ。手足にまひが残る大けがを負ったが、懸命なリハビリを経て、その後はレーシングカートのレースにも出場。マルチな活躍を続けている。