厚労省がテレ朝情報番組に「ツイッター内容の不備」認める回答していた マスク不足問題で コメンテーターの玉川徹氏「なぜ事実確認もしないで…」

引用元:中日スポーツ
厚労省がテレ朝情報番組に「ツイッター内容の不備」認める回答していた マスク不足問題で コメンテーターの玉川徹氏「なぜ事実確認もしないで…」

 テレビ朝日系の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」が6日、厚労省が5日朝に更新したマスク不足問題に関するツイッターの内容について厚労省側から表現や事実関係などに間違いがあったと回答されていたことを伝えた。

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 同省のツイッターでは「厚生労働省では、感染症指定医療機関への医療用マスクの優先供給を行った」としているが、「優先供給を行った」という箇所については番組取材で同省担当者から「言いすぎた表現 『行っている』『開始した』が正しい」との言質を取ったという。

 さらに「都道府県の備蓄用マスクの活用や日本医師会や日本歯科医師会のルートを活用した優先配布の仕組みをお知らせしています」としているツイッターの内容についても同省担当者は「訂正したい。そんなことは国会でも言っていない」などと不備があったことを認めたという。

 今回の厚労省のツイッターの内容は、4日に放送された番組の中で出演者から「まずは医療機関に配らなければだめ。医療を守らなければ治療ができないから、医療機関、特に呼吸器関係をやっている人に重点的に配っていく」とのコメントがあったことを受けて公開されたものだった。

 番組コメンテーターで同局の玉川徹氏は6日の番組内で「なぜこの時期に事実確認もしないで、正しくない日本語を使って厚生労働省が(番組を)名指しでやったんだろう…。というふうなところにも回答が欲しい。個人的に、番組としてではなく」と指摘。司会の羽鳥慎一も「ふわっとした感じだと(厚労省の中が)すごく混乱しているんだろうなというのは伝わってきた…」と感想を漏らした。

 コメンテーターを務めた作家の吉永みち子氏も「厚生労働省の名前で出しているツイッターであれば、責任ある発信をしなければならない」とした上で「単に日本語の能力の問題ではなくて非常に罪深いツイッター」と私見を語った。