「フリーソロ」のオスカー監督夫妻、タイ洞窟の少年サッカーチーム救出劇を映画化

引用元:映画.com
「フリーソロ」のオスカー監督夫妻、タイ洞窟の少年サッカーチーム救出劇を映画化

 [映画.com ニュース] アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した「フリーソロ」、山岳ドキュメンタリー「MERU メルー」のジミー・チン&エリザベス・チャイ・バサルヘリィ監督夫妻が、タイの洞窟に閉じ込められた少年サッカーチームの救出劇を映画化する新作で、メガホンをとることがわかった。

 2018年に、地元サッカーチームの少年12人とコーチ1人の計13人がタイ北部チェンライの洞窟に閉じ込められたタムルアン洞窟の遭難事故は、世界中で大きく報道された。必死の救助活動により18日目にチームメンバーとコーチ全員が生還を果たしたが、救助にあたった元海軍特殊部隊のダイバー1人が死亡している。

 米Deadlineによれば、米ユニバーサル・ピクチャーズが製作にあたり、「ミッドウェイ(原題)」のウェス・トゥックが現在、脚本を執筆している。デイナ・ブルネッティ、マット・デルピアノがプロデュース、「キャプテン・フィリップス」「マネーボール」「ソーシャル・ネットワーク」のマイケル・デ・ルカが製作総指揮を手がける。

 ジミー・チン&エリザベス・チャイ・バサルヘリィ監督の「フリーソロ」(2018)は、安全装置なしで登るフリーソロスタイルで有名なクライマー、アレックス・オノルドが、米カリフォルニア・ヨセミテ国立公園にそびえる危険な断崖絶壁エル・キャピタンに挑む姿を描いたドキュメンタリー。同作はオスカー長編ドキュメンタリー賞をはじめ、エミー賞、BAFTA賞など数々の映画賞を受賞した。