春風亭昇太、『笑点』無観客で収録「何を言っても、うけない」

 落語家、春風亭昇太(60)が5日、東京・平河町の砂防会館で行われた一般財団法人あしなが育英会の寄付金贈呈式に出席。司会を務める日本テレビ系人気番組「笑点」(日曜後5・30)が新型コロナウイルス感染拡大を受け、無観客で収録を行ったことについて言及した。

 当初は2月29日に後楽園ホールで収録する予定だったが、都内のスタジオで実施。昇太は「(無観客のため)何を言っても、うけないんですよ。それはそれで楽しまないと。新鮮だったし、得難い経験ですから」と、楽しみながら進行したことを説明した。

 メンバーの様子についても「ちょっと楽しそうでしたよ」とし、「普段と全然違う『笑点』を見ていただけるのでは」と宣言。

 コロナウイルスの影響で自身の仕事も「減っている」というが、「僕は家で大好きなお城の本を読んでニヤついています」とユーモラスに回答。一方で落語芸術協会の会長を務めるだけに「この問題が解消されるまで、技術を磨き、待っているしかない。僕らみたいな仕事は、暗い気持ちになっちゃいけない」と動じない姿も見せた。

 この日の贈呈式では、「しみずみらい応援団」が集めた寄付金277万円超の目録を昇太が手渡した。