又吉直樹、近代文学の作家で「サッカーのフォーメーションを作る」

又吉直樹、近代文学の作家で「サッカーのフォーメーションを作る」

 お笑いコンビ、ピースの又吉直樹(39)と直木賞作家、門井慶喜氏(48)が5日、大阪・寝屋川市役所で「ねやがわPR大使就任式」に出席した。

 同市出身の又吉と在住している門井氏が2人のゆかりの街を全国にアピールしていくために就任。委嘱状や名刺を受け取った。

 現在、日本では新型コロナウイルス感染拡大防止のため全国の小中高校で休校となっているが、又吉は「本を読んでもらいたい。自分が本を書いているからというより、読書好きだから。やっぱり本は面白い。本を読むと普通の日常も楽しくなる」と芥川賞作家として読書のススメを説いた。

 さらに「すごく退屈なときにやる遊びですが、サッカーと文学が好きなので、サッカーのフォーメーションを近代文学の作家で作る」と珍アドバイスも飛び出した。具体的には「太宰(治)と芥川(龍之介)をツートップにして。関係性を考えて、太宰と三島(由紀夫)は距離を離して…。井伏鱒二を置いて全体のバランスを整えて。最後にテクニシャンの安部公房を置いて」と力説し、報道陣、関係者を笑わせた。

 門井氏も「僕としてはこういうときこそ本を読んでほしい。それが、新たな病気に対する文化的な抵抗と言えるんじゃないか」とこちらも休校となった児童、生徒に呼びかけた。