沢尻エリカ被告、週明けにも薬物依存治療開始

引用元:スポーツ報知

 合成麻薬MDMAなどを所持したとして麻薬取締法違反の罪で起訴され、6日に保釈された女優の沢尻エリカ被告(33)が、週明けにも薬物依存治療を開始することが7日、分かった。6日夜の保釈後は自宅に戻らず都内の総合病院に直行し、そのまま入院。20日間の勾留で心身ともに疲労もあり、この日は静養に努めたとみられる。

 沢尻被告は保釈時に姿を見せなかったが、その後、所属事務所を通じて文書でコメントを発表。謝罪や「心の底から後悔」という言葉とともに、更生に向けた決意を表明していた。その第一歩として近日中に精密検査を受け、今後の治療プログラムが決まるようだ。

 コカイン使用で有罪判決を受けたピエール瀧(52)は、都内郊外の病院で臨床心理士による全24回の治療プログラムを週1回の通院治療でこなした。沢尻被告が今回入院した病院にも麻薬を含めた物質関連障害を治療する専門科があるが、入院するか、通院治療を行うかなどの判断はこれからになるという。

 沢尻被告を巡って、所属事務所は「専門家の指導の下、本人を更生するための支援をいたします」と“契約続行”の意向を示した。最近ではピエールを含めてタレントの逮捕、起訴後に契約解除の流れが通例だけに、異例の対応だった。

 同社は沢尻被告が09年に前所属事務所を契約解除になった後、10年からサポートに乗り出し、11年に業務提携契約を締結していた。薬物犯罪は再犯率も高く同社はリスクを背負うことにもなるが、10年近い関係の中で、監視下に置くことが最善と判断した形だ。

 来年1月中に初公判、年度内の3月末までには執行猶予付きの判決が下される見通し。元KAT―TUNの田口淳之介(34)が大麻所持での有罪判決から1か月半でライブ開催したように、裁判後に早期復帰することも可能だが、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の初回放送が2週間延期となるなど及ぼした影響は甚大。事務所がサポートを継続するとはいえ、復帰への道のりは簡単ではない。

 

報知新聞社