新型コロナでフジ宮司愛海アナ「エース化」計画が暗礁?

引用元:東スポWeb
新型コロナでフジ宮司愛海アナ「エース化」計画が暗礁?

 新型コロナウイルスの感染拡大が、女子アナを“直撃”!? 世界保健機関(WHO)は2日、世界中での感染拡大に「未知の領域に突入した」との声明を発表した。これに震え上がっているのがフジテレビだという。同局は、宮司愛海(みやじ・まなみ)アナウンサー(28)を女子アナのエースとして育成、異例の単独写真集まで発売し知名度アップを図った。狙いは東京五輪のキャスターに据え、大ブレークさせること。だが、肝心の五輪開催に新型コロナのせいで暗雲が…。フジのもくろみは崩れてしまうのか――。

 2015年にフジテレビに入社した宮司アナは、清涼感のある美貌と確かなアナウンス力でメキメキと頭角を現していった。

「ニュースは読めるし、バラエティーのノリやスポーツ取材にも対応できる。もちろん、ルックスはピカイチ。視聴者だけでなく、スタッフにも人気がありますよ。そこでフジ幹部は、次期エースアナとして大事に育ててきたのです」とは芸能関係者だ。

 現在は、スポーツニュース番組「S―PARK」のメインキャスターやバラエティー番組「ピンときたら超快感! 潜在能力テスト」でMCの若林正恭と一緒に進行を務めている。

 そんな宮司アナが現役局アナとしては珍しい単独写真集「まっすぐ」を1月29日に発売。わずか4日で重版がかかる大ヒットになっているのだ。

「男性のみならず女性のウケもいい。そのへんのアイドルやグラビアタレントが出版する写真集と比較しても、頭ひとつ抜けている」(出版関係者)
 そもそも、この写真集は「S―PARK」が「特別編集」という形で関わっており、フジ肝いりの企画だったという。

「実は宮司アナは今年開催予定の東京五輪で、フジのキャスターを務めることが決まっているんです。とはいえ、高島彩、カトパン(加藤綾子)といったフジの歴代エースと比べると、知名度で劣るのは確か。そこで宮司の写真集を採算度外視で売り出して、名実ともにエースアナに育て上げ、五輪中継を見越して潜在視聴率を上げる狙いがありました」(フジテレビ関係者)

 1月に放送された民放5局合同の東京五輪半年前特番に、フジを代表して出演した宮司アナ。1日の東京マラソンでは関ジャニ∞の村上信五とともにMCに名を連ねた。村上は同五輪の同局メインキャスターに決まっている。

 そんな宮司アナでも、フジとしてはテコ入れが必要だったのだろう。写真集発売に当たって、異例のプロモーションを仕掛けていた。

「通常、写真集のプロモーションで公開する写真の点数は限られます。買う前に報道で見て満足されては売れなくなっちゃいますからね。その点、今回の宮司アナの写真集は数多くの写真が公開されたことで、各媒体の写真かぶりが少なく、大々的に報じられることになった。利益よりも、宮司アナの露出アップが重視されたプロモーションが行われたのです」(前出の出版関係者)

 実際には期待を上回る売り上げを記録。宮司アナの知名度アップだけでなく、売り上げの点でも成功を収めているというわけだ。フジとしてはしてやったり…といったところだが、ここにきて風向きが変わってきた。東京五輪の開催自体が微妙になってきたからだ。
 五輪関係者が言う。
「国際オリンピック委員会(IOC)は3~4日にかけてスイスのローザンヌで理事会を開いています。バッハ会長は選手たちに五輪への準備を続けるよう促しましたが、今後は分かりません。IOCは国際世論にとても敏感で、世界の主要メディアが『無理』と報じれば、一気に中止にかじを切るでしょう。マラソンが東京から札幌に変更になったように、東京都や大会組織委員会には有無を言わせないはずです」

 WHOは2日の記者会見で中国を除く日本、韓国、イラン、イタリアで「深刻な懸念がある」と表明。世界中で感染者数、死者数が増えていることに危機感をあらわにした。

 前出のフジテレビ関係者は「もし東京五輪が中止となれば、宮司アナのためのプロモーションはいったい何だったのか…」とがっくりだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、今、フジのエースアナ計画に黄信号が点滅している。