パヴァロッティ、初のドキュメンタリー映画が6/5に日本公開

引用元:Billboard JAPAN
パヴァロッティ、初のドキュメンタリー映画が6/5に日本公開

 テノール歌手ルチアーノ・パヴァロッティの初のドキュメンタリー映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』が、6月5日より日本公開されることが決定した。

 イタリアのモデナに生まれ、『ボエーム』のロドルフォ役を歌ってオペラ・デビュー。「キング・オブ・ハイ・C」と呼ばれるなど、高音の美しさで世界中に人気を博し、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスとともに「三大テノール」としての活躍でも大きな話題となった。映画で描かれるのは、『ラ・ボエーム』『トスカ』などの絶頂期のパフォーマンスや、『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」をはじめとする名曲を3大テノールで競演した伝説のステージ。録音技師のクリストファー・ジェンキンズ(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『ラスト・オブ・モヒカン』、『愛と哀しみの果て』)が伝説のアビー・ロード・スタジオで、ドルビーアトモスの多次元音響技術によって、パヴァロッティの奇跡の歌声をスクリーンに蘇らせている。

 また、映像には計23人のインタビュー映像も収録。プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラス、ボノといったアーティストに加え、マネージャーやエージェントがショービジネスの裏側を語るシーンも。そして、前妻、最後の妻、3人の娘たちに加えて、愛人が欠点が同時に魅力だった素顔を告白、生きることのすべてを全力で愛した男の輝かしい日々が浮き彫りにされる。

解禁されたポスターは彼のトレードマークとも言える“白いハンカチ”と共に観客の喝采を浴びる様子を捉えたもの。ハンカチは1973年のミズーリでの初コンサートでオペラの役ではなく素の自分として歌うことに不安になり、手のやり場に困って持ち始めて以来、まるでお守りのように舞台上で手に離さなかったパヴァロッティの必需品だ。背景のステージは古代ローマ遺跡のカラカラ浴場。1990年にワールドカップの前夜祭として三大テノールがはじめて3人でコンサートを行った舞台だ。ポスター下部には同志となり親交のあったダイアナ妃やボノ、三大テノールが掲載されている。

 人生に、女性に、歌に情熱を注いだ陽気で豪快で人たらし、そして何よりも<人生を愛する天才>であった偉大なテノール歌手・パヴァロッティの“歌と人生で世界を照らした”ドキュメンタリーは、6月5日日本公開。

◎公開情報『パヴァロッティ 太陽のテノール』
2020年6月5日(金)公開

◎リリース情報
『映画《Pavarotti》オリジナル・サウンドトラック』