英女王がヘンリー王子と昼食、戻るならいつでも歓迎

引用元:日刊スポーツ
英女王がヘンリー王子と昼食、戻るならいつでも歓迎

エリザベス女王(93)が1日、カナダから英国に一時帰国中のヘンリー王子(35)をウィンザー城に招き、ランチをともにしたという。

今月31日の正式な王室離脱へ向けて、最後の公務を行っていくヘンリー王子とメーガン妃夫妻は現在、ウィンザー城近くにあるフログモア・コテージに滞在中で、王子が女王と顔を合わせるのは、カナダへ移り住んで以来、初めてとなる。

英サン紙によると、2人は軽い昼食とお茶を楽しみながら、王子の将来について語り合ったという。ランチは4時間にもおよび、女王は王子に、「あなたたち2人の気が変わるようなことがあれば、いつでも戻ってきなさい」と語ったという。

王室関係者は同紙に、「女王はハリーと話すことが山ほどあったので、2人にとって理想的な時間だった。ハリーと2人きりで話し、彼の今後の計画について知るよい機会になった。とてもリラックスした環境で、お互いに素直な気持ちで話し合うことができた」と語っている。

また、「女王は王子に、“あなたとメーガンの気が変わるようなことがあれば、いつでも戻ってきていい。両腕を広げて歓迎する”と言っていた」と話している。王子の王室を離脱するという決断に激怒していたとみられる女王だが、この顔合わせにより、2人の間の緊張した空気が一気に緩んだようだ。

ヘンリー王子夫妻は5日、負傷した兵士を支援する王室主催の「エンデバー基金賞」に出席し、カナダへ渡って以来、初めて、夫婦そろって公の場に姿を見せる。7日には、ロイヤル・アルバート・ホールにて開かれる「マウントバッテン音楽祭」に出席予定となっている。

そして9日には、ウェストミンスター寺院で開かれるコモンウェルスデー式典にて、ウィリアム王子夫妻と顔を合わせることになる。2組のカップルが顔を合わせるのは昨年11月以来で、女王とチャールズ皇太子夫妻も出席するという。(ニューヨーク=鹿目直子)