平手友梨奈“呪う女子高生”に…欅坂脱退後ソロ活動第1弾は映画出演、監督「彼女しかいない」

平手友梨奈“呪う女子高生”に…欅坂脱退後ソロ活動第1弾は映画出演、監督「彼女しかいない」

 アイドルグループ「欅坂46」を1月に電撃脱退した平手友梨奈(18)が、10月30日公開の映画「さんかく窓の外側は夜」に出演する。脱退後の活動第1弾となる。

 岡田将生(30)志尊淳(24)のダブル主演作。平手は1月中旬にクランクインし、撮影期間中の同23日に脱退を発表。その後は休むことなどもなく、2月下旬まで撮影に参加した。関係者は「平手さんは、撮影の合間は岡田さんや志尊さんたちと和気あいあいとした雰囲気で、いざ撮影に入ると切り替えて真剣に演技に向き合う姿が印象的でした」と振り返った。

 映画出演は、18年9月公開の主演作「響―HIBIKI―」以来、2年ぶり2回目。演じるのは呪いを操る女子高生で、心に闇を抱き、決して笑わないミステリアスなキャラクター。欅坂46という笑顔を見せないアイドルグループの不動のエースとして活動してきた平手だけに、まさにピッタリな役どころだ。

 森ガキ侑大監督は「人物像を脚本打ち合わせしている時から、自然と平手さんとして作り上げていた自分がいました。もはや、平手さんしか考えられなかった」と起用理由を明かした。

 同名の原作漫画のファンという平手はオファーを受け「最初は本当に自分で大丈夫なのか、という不安が大きかった」と回想。「自分にとっても新しい挑戦ですし、監督と初めてお会いした時に、監督も新しい挑戦とおっしゃっていたことも、私の背中を押してくれたような気がします」と、覚悟を決めて撮影に挑んだという。

 今後も女優業を軸として活動していくとみられ、今作での演技に注目が集まる。

 ◇さんかく窓の外側は夜 13年から「月刊マガジンビーボーイ」(リブレ出版)で連載中のヤマシタトモコ氏のミステリー・ホラー漫画。幼い時から幽霊が見える特異体質の青年(志尊)が除霊師(岡田)と除霊作業の仕事をともにするようになり、連続殺人事件の謎を追うことに。平手演じる女子高生が事件に関係している可能性も浮上する中、2人が不思議な現象を解決していく。