第1回浅草九劇賞はgood morning N°5、主宰の澤田育子「夢のよう」

第1回浅草九劇賞はgood morning N°5、主宰の澤田育子「夢のよう」

第1回浅草九劇賞が本日3月3日に発表された。

浅草九劇賞は、2017年開業の東京・浅草九劇が新設した賞。2019年1月1日から12月31日まで浅草九劇で上演された作品・団体・出演者が対象となった今回は、今後の活躍が最も期待される作品・団体に贈られる浅草九劇賞にgood morning N°5「どうしようもなくて、衝動。」、浅草九劇で初めて公演を行った個人・団体の中で、最も新鮮さにあふれた作品に贈られる浅草ニューフェイス賞にSPOTTED PRODUCTIONSが手がけた「アルプススタンドのはしの方」、そして最も魅力的なパフォーマンスをした個人に贈られるベストパフォーマンス賞に、鄭義信演出「エダニク」に出演した阿佐ヶ谷スパイダースの中山祐一朗が輝いた。

【写真】good morning N°5「祝・結成12周年記念公演!!『どうしようもなくて、衝動。』」チラシ(メディアギャラリー他3件)

副賞として、浅草九劇賞には50万円、浅草ニューフェイス賞には浅草九劇の1週間の無料貸出、ベストパフォーマー賞には30万円が贈与される。

good morning N°5の澤田育子は「本当に嬉しいです。演劇を始めて20数年、good morning N°5をスタートさせて12年、このような賞を頂戴する日がくるなんて夢のようです」と感慨を述べ、「アルプススタンドのはしの方」のプロデュースを手がけた直井卓俊は「原作の籔先生&東播磨高校演劇部の皆さん、この戯曲を紹介してくれて演出まで手掛けてくれた奥村くん、敏腕制作・半田さんをはじめとしたスタッフ、そしてキャストの皆さん、浅草九劇まで駆けつけてくれたお客様に心より感謝しております」とコメント。ベストパフォーマンス賞を獲得した中山は「皆さま映えある第一回のベストパフォーマー賞に選んで頂きありがとうございます。ちょうど『まだエダニクの大阪弁しゃべれんのかなぁ』と久しぶりに携帯のボイスメモを聞いていたら受賞の知らせがきたのでビックリしました」と振り返った。

なお選考委員は、「浅草九倶楽部サポーターズ<うずまきの会>」の法人会員と個人会員、浅草九劇を運営するレプロエンタテインメント、そして浅草九劇のスタッフにより構成されている。

■ 澤田育子コメント
「2019年浅草九劇賞」、本当に嬉しいです。演劇を始めて20数年、good morning N°5をスタートさせて12年、このような賞を頂戴する日がくるなんて夢のようです。全て、想像を絶するレベルで尽力してくださるキャスト&スタッフ、そして温かいお客様、そして浅草九劇という素敵な劇場、のお陰です。ありがとうございます。これからも、「面白いことしかやりたくない!」という初心を貫き、good morning N°5、暴れていく所存です。宜しくお願い致します!

■ 直井卓俊コメント
この度は、初の演劇プロデュース作品「アルプススタンドのはしの方」を“浅草ニューフェイス賞”に選出していただき誠にありがとうございます。原作の籔先生&東播磨高校演劇部の皆さん、この戯曲を紹介してくれて演出まで手掛けてくれた奥村くん、敏腕制作・半田さんをはじめとしたスタッフ、そしてキャストの皆さん、浅草九劇まで駆けつけてくれたお客様に心より感謝しております。そしてこの公演がきっかけで制作された映画版も3月8日(日)に大阪アジアン映画祭でお披露目&初夏に全国順次公開となります! ご期待ください!

■ 中山祐一朗コメント
皆さま映えある第一回のベストパフォーマー賞に選んで頂きありがとうございます。ちょうど「まだエダニクの大阪弁しゃべれんのかなぁ」と久しぶりに携帯のボイスメモを聞いていたら受賞の知らせがきたのでビックリしました。そん時このメモ一体何件あるんだろうと数えてみたのですが500件を超えたので数えるのはやめました。果てしなかったなぁ……稽古初日までにだいぶ練習してさらにそこからも演出の鄭さん、稽古場にいるスタッフ達(全員関西人)みんなで違和感ないようにしてくれました。ただそれでも本番に何かあってもアドリブで関西弁が出てくることは無かったですが。こわいですよね関西弁て、出来もせんのに調子こいて使こうたら絶対あかんやつですもの。まぁ今は調子に乗ってますけどね……受賞しちゃいましたし、どうもおおきに!