オーディオドラマ『半沢直樹』 “倍返し”された東田が登場「未樹の愛情の深さを…」

引用元:オリコン
オーディオドラマ『半沢直樹』 “倍返し”された東田が登場「未樹の愛情の深さを…」

 4月期にTBS日曜劇場で続編の放送が決定しているヒットドラマ『半沢直樹』の“オリジナルオーディオドラマ”『TBSラジオ オリジナルドラマ「半沢直樹」敗れし者の物語by AudioMovie』(全8話)の第3章のキャストに、西大阪スチール社長・東田満役の宇梶剛士、東田の愛人・藤沢未樹役の壇蜜が出演することが決定した。

【写真】ラジオ収録の模様

 このオリジナルオーディオドラマは、テレビドラマの主人公・半沢直樹(堺雅人)の「倍返し」によって敗れ去った人々の“その後の人生”に焦点を当てた作品となる。宇梶演じる西大阪スチールの社長・東田は、東京中央銀行大阪西支店長の浅野匡(石丸幹二)と手を組み、5億円の融資を受けたのち計画倒産を図り決行。見返りを浅野に渡し、自身は多額の隠し財産を作り逃走した。

 この一件の全責任を押し付けられた半沢の反撃に遭い、ついに隠し資産を差し押さえられる。最後は半沢に襲い掛かるも剣道有段者である彼にあっけなく返り討ちにされ、見事なまでに倍返しを食らってしまった。第3章のもう一人のキャストである壇蜜が演じた未樹は、東田の愛人として彼に寄り添い、計画倒産によってできた隠し財産で自身のネイル店をオープンさせることを夢見ていた。

 東田は金が全てで自分への愛情がないことを知ると、未樹は出店を事業として正当に評価してくれた半沢のバンカーとしての姿勢に心が動き、隠し財産の在りかをばらし東田を裏切ってしまう。壇蜜は、東田への愛と半沢の正義との間で揺れる難役を好演し話題となった。2人が演じた、東田と未樹はその後一体どんな人生を歩んだのか。第5話は10日、第6話は17日に放送される。

 今回の出演にあたって、宇梶は「今回はラジオですが、東田のその後の人生が描かれるとは全く想像していませんでしたし、この話をいただいたときは『やるしかない』という気持ちになりました。この作品で怒りや悔しさに心を支配されていた東田を支えてくれた未樹の愛情の深さを改めて知ることができました。東田と未樹のその後の人生を、多くの方に楽しんでもらいたいと思います」とコメント。

 一方の壇蜜も「久しぶりに藤沢未樹を演じるということで、このキャラクターの魅力や演じている当時のことを思い出しました。テレビドラマでなぜ未樹が東田を裏切ったか、この作品で答え合わせができたような気がします。今回改めて2人の信頼関係の強さを知ることができたので、ストーリーだけでなくそういった人間模様も楽しんでもらいたいです」と呼びかけている。