乃木坂46与田祐希は結構大胆　いい意味でびっくり

乃木坂46与田祐希（19）のセカンド写真集「無口な時間」（光文社）が10日に発売します。今年20歳を迎える次世代エースの1人。加入初期のキャッチフレーズ「小さいけど色気もあるとよ」の秘話や、一足早い大人メンバーとしての意気込みを明かします。【横山慧】

写真集は昨秋にイタリアのミラノとシチリア島で撮影。初のヨーロッパで、おしゃれな街並みを散策したり、地中海で得意の泳ぎを披露したりと、大自然や文化と触れあった。「街並みも歩く人も日本とは全然違って、映画の中みたいでした」と笑顔で振り返る。

水着だけでなく、白と黒のランジェリーショットにも初挑戦した。

「普段、家では服を着ないことが多いので、撮影中はそんなにすごく恥ずかしくはなかったんです。休日みたいな感じで、ごろごろしたり、ぼーっとしたり。逆に、撮り終わった後に写真を見た時に、結構大胆だったな…！　って思いました」

16年9月加入の3期生。グループで最も小さい152センチで、小動物的な魅力でファンに人気だ。同年12月に行われた「お見立て会」でお披露目され、自己紹介で「小さいけど色気もあるとよ」とあいさつした。

「特に何もできなかったから、とにかく何か方言を使って言わなきゃと思って。当時、『色気欲しいな…』って思っていて、パッと浮かんだから『じゃあ、言うか』って感じでした。まさかこんなに、何年後もイジられ続けるネタになるとは思っていませんでした（笑い）。そんなに重い言葉になるとは…」

16歳で乃木坂46に加入。「色気が欲しい時期だったんです。覚えたての言葉。子供っぽいって言われがちだったので、それに反発して」と当時の心境を明かした。17歳だった17年12月には、初写真集「日向の温度」を発売。2年半が経過し、「もちろん前回より色気が出てきたと思います！」と言い張る。中には自慢のボディーを披露するセクシーショットもあり、「いい意味で、びっくりする人もいるかもしれないですね」と笑った。

身も心も大人になる意識はある。「何かで失敗とかしても、ファンの方とかには『大丈夫』と言っていただけますけど、それだけじゃだめだというのは自覚しています。20歳になるので、やっぱり、大人にならなきゃ」と自分に言い聞かせる。

既にグループトップクラスの人気を誇る。キャプテンの秋元真夏（26）ら先輩からも、大きく期待されるメンバーの1人だ。「ちゃんとグループに貢献したいとは常に思っています。ここからいろいろ考えなきゃいけないことも増えるし、精神的にも成長したいです」。おっちょこちょいなところも魅力の1つではあるが、甘えるつもりはない。

「素が結構ぼーっとしがちなので、常に気を張っているくらいじゃないと、どんどんダメになっちゃう。それでもかわいいって言っていただけたりするんですけど、それだけじゃダメ。最初は目の前のことに必死すぎて全く余裕がなかったんですけど、自分のことだけに必死になるんじゃなくて、周りのことも見て行動できる大人になりたいです。後輩からも頼りにされたい！」

憧れの先輩だった西野七瀬（25）の卒業から1年が経過した。初めての後輩となる4期生も加入し、グループの中での立場も変わってきた。「まだ…というか、いつになっても、『一人前になったな』って納得できる日は来ないと思うんです。満足できる未来が見えない。でも、いつか卒業する時に『やりきったな！』って思えて、先輩たちみたいに格好いい姿で卒業できるように、頑張りたいです」。小さい体に、大きな決意を秘めて。2020年、与田祐希が大人になる。

◆与田祐希（よだ・ゆうき）2000年（平12）5月5日、福岡県の志賀島生まれ。実家ではヤギや犬を飼っている動物好き。愛称「与田ちゃん」「よだっちょ」。ファッション誌「MAQUIA」「bis」レギュラーモデル。5月29日公開の映画「ぐらんぶる」でヒロイン。血液型O。