半沢直樹に“倍返し”された宇梶剛士、愛人役・壇蜜と“再出演”「その後の人生が描かれるとは」

引用元:スポーツ報知
半沢直樹に“倍返し”された宇梶剛士、愛人役・壇蜜と“再出演”「その後の人生が描かれるとは」

 4月から新シリーズが始まる堺雅人(46)主演のTBS系日曜劇場「半沢直樹」(日曜・後9時)に先駆け、前作の登場人物のその後の描いたオリジナルラジオドラマ「TBSラジオ オリジナルドラマ 『半沢直樹』 敗れし者の物語 by AudioMovie」に、宇梶剛士(57)と壇蜜(39)が出演することになった。

 銀行内や融資先で行われていた数々の不正を幾度となく暴き、痛快な逆転劇を見せた堺演じる半沢直樹。このドラマではその半沢の逆転劇によって敗れ去った人々の“その後の人生”に焦点を当てるもので、2月11日より約2か月にわたり全8話を放送している。

 今回は西大阪スチール社長・東田満役の宇梶、東田の愛人・藤沢未樹役の壇蜜が第3章(3月10、17日)に登場。

 前回のドラマでは、東田(宇梶)は東京中央銀行大阪西支店長の浅野匡(石丸幹二)と手を組み、5億円の融資を受けたのち計画倒産を図り決行。見返りを浅野に渡し、自身は多額の隠し財産を作り逃走した。しかしこの一件の全責任を押し付けられた半沢の反撃に遭い、ついに隠し資産を差し押さえられる。最後は半沢に襲い掛かるも剣道有段者である彼にあっけなく返り討ちにされ、見事なまでに倍返しを食らい敗れし者の一人となった。 

 また、壇蜜が演じた未樹は、その東田の愛人として寄り添い、計画倒産してできた隠し財産で自身のネイル店をオープンさせることを夢見ていた。しかし東田は金が全てで自分への愛情がないことを知ると、出店を事業として正当に評価してくれた半沢のバンカーとしての姿勢に心が動き、隠し財産のありかをばらして東田を裏切ってしまう。このとき壇蜜は、東田への愛と半沢の正義との間で揺れる難役を好演し話題となった。

 2人が演じた東田と未樹は、その後一体どんな人生を歩んだのか?真実の愛は存在したのか…。これまでどこにも描かれることのなかった「倍返し」によって敗れ去った人々の“その後の人生”。宇梶は「今回はラジオですが、東田のその後の人生が描かれるとは全く想像していませんでしたし、この話をいただいたときは『やるしかない』という気持ちになりました」とコメント。そして「この作品で怒りや悔しさに心を支配されていた東田を支えてくれた未樹の愛情の深さを改めて知ることができました。東田と未樹の『その後』の人生を、多くの方に楽しんでもらいたいと思います」と視聴者へメッセージを送った。

 一方の壇蜜は「久しぶりに藤沢未樹を演じるということで、このキャラクターの魅力や演じている当時のことを思い出しました」と感慨深げ。そして「テレビドラマでなぜ未樹が東田を裏切ったか、この作品で答え合わせができたような気がします。今回改めて2人の信頼関係の強さを知ることができたので、ストーリーだけでなくそういった人間模様も楽しんでもらいたいです」と語っている。 報知新聞社