浜村淳、トークで暴走 主演・成田凌からセンター奪う

 俳優、成田凌(26)が7日、京都市右京区の東映太秦映画村で行われた初主演映画「カツベン!」(周防正行監督、13日公開)の公開記念イベントに出席した。

 昨年9月に同所でクランクインし、無声映画の時代に一流の活動弁士を夢見る青年を熱演。「イン前に4カ月、撮影に入ってからも3カ月、活弁の練習をさせてもらって幸せ」と振り返った。

 そこにスペシャルゲストとして登壇したのが大ベテランタレント、浜村淳(84)。活動弁士を説明しようと映画の起源をトーマス・エジソンの発明から語り始めた。

 あわてた司会者が割って入り、浜村が映画館の観客役でチラリ出演した際の裏話を聞き出そうとすると、「映画館の館主役が竹中直人さん。せりふが長くて何べんもトチる。3時間かかったのに、私の出番は10秒」とボヤキ節。

 返す刀で、活弁の特訓を明かしたばかりの成田に「練習したんでしょ」とツッコんで苦笑させた。

 さらに浜村が周防監督の過去の作品を1作ずつ紹介し始めると、成田は徐々に後ずさり。いつしか浜村にセンターを譲り、背中に隠れてしまった。

 しかし、負けじと「映画ってどうやって生まれたんですか」と絶妙の反撃。「さっき言いましたように…」と、浜村が再びエジソンの話をしようとすると、客席は爆笑に包まれた。