読売演劇大賞贈賞式、マスク着用で開催。杉村春子賞の菅田将暉「お芝居できることに感謝したい」

引用元:スポーツ報知
読売演劇大賞贈賞式、マスク着用で開催。杉村春子賞の菅田将暉「お芝居できることに感謝したい」

 第27回読売演劇大賞の贈賞式が28日、東京・帝国ホテルで開催された。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、パーティーは割愛され、参加者、報道陣もマスクを着用。入口には熱を感知するサーモグラフィーが設置される中で行われた。

 年間を通じて活躍した若手に贈られる杉村春子賞には菅田将暉(29)が輝いた。受賞作「カリギュラ」(栗山民也演出)ではローマ帝国の暴君カリギュラ役での好演が評価された。

 菅田は「普段は作品が終わると全てを忘れるものだが、カリギュラはいまだにこびりついて離れない。心と体に残る作品に出会えた」とあいさつ。また場内の“マスク一色”を見渡して「この光景を見ると、お芝居ができることに感謝してやっていきたい」とも述べた。

 菅田は17年に「あゝ、荒野」などで映画賞を総なめ。一気に若手実力派の筆頭格に躍り出た。以降、舞台にテレビに歌に活躍。多才ぶりを発揮している。大賞・最優秀男優賞には橋爪功(78)。「ル・ペール 父」で認知症を患った80歳の主人公を演じた。第25回に続く最優秀男優賞となった。 報知新聞社