アニメ「ジュエルペット」新作映画のあらすじが混沌の極み ラムネスにしか見えないキャラが登場し監督は「NG騎士ラムネ&40」のねぎしひろし

引用元:ねとらぼ

 「ジュエルペット」シリーズの新作アニメ映画、「ジュエルペット あたっくとらべる!(以下、あたっくとらべる!)」が2020年2月公開予定であることが12月5日に発表されました。アニメとしては4年ぶりの新作であり、これ自体は大変よろこばしいニュースです。ところがあらすじからキャラの配置に至るまでが混沌を煮詰めた内容で、ファンに激震が走っています。

【画像】どう見てもダ・サイダーなキャラも

 もともと児童向けと思えない攻めたギャグや、親世代にしか分からなそうなマニアックなパロディが持ち味だった同シリーズ。公式サイトによると、今回ジュエルペットたちは突然修学旅行に行くことになり、ルビーの魔法により呼び出した怪しげなツアーコンダクター、バスの運転手、バスガイドの3人と共に、中国・四川省を目指すことになるようです。そもそもなぜ四川省を目指すのかが謎ですが、問題なのはこの怪しい新キャラたち。

 ツアーコンダクター(CV:草尾毅/口ぐせは『猛烈に~!』)はどう見ても1990年から放送された人気アニメシリーズ「NG騎士ラムネ&40」の主人公・ラムネスの外見をしており、バスの運転手(CV:矢尾一樹/口癖は『やってやるぜー!』)もラムネスのライバル、ダ・サイダーにしか見えません。

 ここでふと気付かされるのが、「あたっくとらべる!」の監督が「NG騎士ラムネ&40」を手掛けたねぎしひろし監督であり、両作ともに制作会社が葦プロダクションでるという事実。なるほど、こうして長年にわたり少年少女の心をつかんできた2大作品ががっちりと手を組めたというわけですね……って納得できるか!

 Twitterでは「これどう見てもラムネスとダ・サイダーなんだけど!?」「(この監督とキャラで)ジュエルペットの映画ですと言い張れるのはジュエルペットだけ」「(怪しいキャラ3人目の)バスガイドさんにYAT味※を感じる」など、存在感がありすぎるゲストキャラクターに注目が集まっています。

※1996年から放送されたアニメ「YAT安心!宇宙旅行」のキャラクター・天上院桂に似ているとの声が複数上がっているが、全く別キャラの可能性も高い

 さらに、「あたっくとらべる!」は中国・四川省を舞台にしたオリジナル劇場アニメーション「ククリレイジュ-三星堆伝奇-(以下、ククリレイジュ)」と同時上映の形式を取っている点も特筆すべきでしょう。

 公式サイトのイントロダクションによれば、「ククリレイジュ」は実在する中国の遺跡“三星堆遺跡”にインスピレーションを受けた作品で、“壮大なファンタジーアニメーション”として制作しているとのこと。原作・総監督は黄軍(※正式表記では「軍」は簡体字)となっており、日本語版スタッフとしてさとうふみかず監督の名前が記載されています。ちなみに、さとうふみかずさんは「あたっくとらべる!」で絵コンテとしてもクレジットされています。なるほど、分からん。

 なお、YouTubeのサンリオチャンネルでは、アニメ「ジュエルペット」シリーズ全351話を順次配信中。現在第5弾の「ジュエルペット ハッピネス」までが配信中です。劇場版が控えている今こそ、猛烈に予習復習しておきましょう。

ねとらぼ