“BiSHの生みの親”渡辺淳之介「大人を舐めていた」つまずきまくりの人生を振り返る

引用元:TOKYO FM+
“BiSHの生みの親”渡辺淳之介「大人を舐めていた」つまずきまくりの人生を振り返る

本部長・マンボウやしろと秘書・浜崎美保が、リスナーのみなさんと「社会人の働き方・生き方」を一緒に考えていくTOKYO FMの番組「Skyrocket Company」。2月19日(水)の放送は、“BiSHの生みの親”でもあるWACK代表取締役・渡辺淳之介さんがゲストに登場しました。

◆“大検”を受けて早稲田に入学!

やしろ:渡辺さんは、高校を中退されているということですが……。突っ込んで聞くのも事情があると思うので失礼かもしれないんですけど。お話できることであれば。

渡辺:学校に行っていなかったんですね。いわゆる“先生”って嫌いじゃないですか、みんな。

やしろ:そうですね。思春期のときは。

渡辺:褒められたこともないし、怒られることしかなくて。それと、バンド活動をやっていて、そっちが楽しくなっちゃって。遊び歩いているうちに、朝起きられずに、学校に行かなくなって……。

やしろ:そして、学校をそのまま辞めてしまうと。でも、なんとそこから“大検”を受けるんですよね。

渡辺:そうですね。大検を受けました。

やしろ:“大学は行っておきたい”と思ったということですか?

渡辺:そうなんですよ。僕、レコード会社に入りたかったんですよ。

やしろ:バンドで食べていこうというよりは、音楽業界で。

渡辺:そこは、微妙に“安定志向”というか、(バンドは)長くは続かないだろうという気持ちがあって。

やしろ:リスクが高すぎるギャンブルかなっていう。

渡辺:そうですね。そこで、“裏方って、一生音楽やれるじゃん”と思ったのと、レコード会社がちょっと“カッコいい”かなと、肩書的にもモテると思って。

やしろ:モテそうなイメージはありますよ。

渡辺:スマートな感じで。それで、入ろうと思ったら、就活本に“有名大学くらい出ていないと入れない”って書いてあったんですよ。そこで、“これは大学に行くしかないな”と思って、入りましたね。

やしろ:その大検を受けて入ったのが早稲田大学ですからね。僕なんか、1浪しても行けなかった大学ですから。そこでじゃあ、無事にレコード会社に入社するわけですね。

渡辺:(入社)できなかったんですよね。

やしろ:できなかった!?

渡辺:はい。大学に入ってからも、先生があまり好きじゃなかったので。

やしろ:何なんですか? その天の邪鬼な感じ。反骨精神というか。

渡辺:それで、また大学に行かなくなって……結局卒業するのに、6年間もかかっちゃったんですよ。

やしろ:大検まで取っていたのに。

渡辺:(大学も)中退しようかなと思ったんですけど、親が泣きながら「大学くらいは……ちょっと最後はまっとうしてくれ」って言われて。なので、卒業式は母親と2人で一緒に号泣です。

やしろ:(笑)。卒業式に一緒に行ったんですね、お母さんと。

渡辺:すごかったです。僕の中学とかの卒業式はきていないのに。大学だけものすごく張り切って、“初めて卒業できた!”っていう。

やしろ:それは嬉しかったでしょうね。お母様は。