『ジョーカー』の成功を受けて、『ヴェノム』のプロデューサーが続編のR指定を検討

引用元:IGN JAPAN

『ヴェノム』のプロデューサー、マット・トルマックが、続編はR指定作品となる可能性があることを示唆している。スーパーヒーロー映画が「R指定でもうまくいくことがわかった」ためだという。
CinemaBlendでのインタビューで、トルマックは、『ヴェノム』続編について考え直すことになるかもしれないと言っている。トルマックは、『デッドプール』、『ローガン』、R指定映画で初めて全世界で10億ドルのヒットとなった『ジョーカー』といった作品を例に出しながら、映画館のスクリーン上に描くコミックのキャラクターの次の展開について語った。
「つまり、(R指定についても)常に選択肢に入れておかないといけないということだと思うのです、それでうまくいくということがわかったので」とトルマックは言う。「これに関しては、私たちの映画は非常にうまくいくと思います。私たちのシリーズはそのためにあるようなものです。みんな、単に『彼らはよくやった!』と言うだけではないと思います。ただ、私たちには私たちの世界があります。ですから、急にみんながそのレーティングでやろうと考え出したというわけではありません」
「『ジョーカー』は、R指定でも『できる』ということを言ったのだと思っています。とても長い間、それはあり得ない物語でした。『デッドプール』がある種格闘し、その次には『ローガン』も。けれども、長い間、完全にやってはいけないことだと考えられていました。(中略)ですから、R指定作品があれほどまでに多くの観客に受け入れられたというのはものすごいことだと思います。ああいったタイプの物語にもっとチャンスがあるのだということです」

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『ヴェノム』がR指定となることを望んでいるファンは多い。しかしソニーでは、『ヴェノム』がR指定の範囲内に入らないように、PG-13指定映画の制限ギリギリになるようにしたと報じられていた。「将来的に『スパイダーマン』のスピンオフが作られる可能性を考えて、これまでの『スパイダーマン』と同じく、家族で鑑賞できる作品にしておきたい」との意向があるようだ。
その結果、『ヴェノム』初の単独作品はアメリカ映画協会によりPG-13指定とされた。
『ヴェノム』の続編もレーティングに関して不確定な状態なのかどうかは不明だが、プロジェクトは着実に前進している。現在、ケリー・マーセルはトム・ハーディの協力を得ながら脚本を執筆しているところで、ハーディはキャラクターたちが「別の次元」に行く方法について「とてもはっきりとした考えを持っている」という。

Adele Ankers