4カ月での活動再開に反感 ロンブー亮にあってチュート徳井にないもの

4カ月での活動再開に反感 ロンブー亮にあってチュート徳井にないもの

「出てきた瞬間にスベっちゃった感じですね」と話すのは、コラムニストの桧山珠美氏だ。

 計約1億2000万円の申告漏れと所得隠しを東京国税局から指摘され、昨年10月から活動を自粛していた人気お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実(44)。24日から活動を再開したことが同日、吉本興業から発表されたが……。

〈悪質だと思う〉〈これからバラエティーとかで見てもなんか笑えない〉〈もう復帰する?〉〈反省しているのかね?〉

 わずか4カ月の“早期復帰”に、ネット上にはそんな批判の声が渦巻いている。歓迎ムードはほとんどなし。確かに出てきた瞬間にスベっちゃった感じだ。

「徳井と同様のケースで2013年にテレビから干された板東英二でも、本格復帰までは1年以上かかりましたからねえ。いくら徳井本人がやつれるほど反省し、すべての納税手続きを完了したからと説明されても、それで視聴者が納得するかどうか……世論の反応をうかがう意図もあったのかもしれませんが、余計に反感を買ってしまった印象です。現場レベルでは時期尚早では、という声が多いし、バッシングが再燃すると正直、使いづらいですよねえ」(在京キー局関係者) 4カ月での活動再開に反感 ロンブー亮にあってチュート徳井にないもの ロンブー亮(右)の復帰は“コンビ愛”アピール(C)日刊ゲンダイ  とてもじゃないが、すんなり復帰とはいきそうもない。前出の桧山珠美氏はこう続ける。

「いくら何でも4カ月は早すぎた。確定申告の時期に発表したのも、逆に“あざとい”と思われてしまったのでは。徳井さんは昨年の釈明会見で、自分がルーズであることを強調していましたが、実際にそうだったとしても、それを信じた視聴者はいないでしょう。それに徳井さんが司会の番組には、加藤浩次さんなどの代役が立てられましたが、『やっぱり徳井さんじゃなきゃダメだ』という“復帰待望論”が盛り上がっていたわけでもありませんからね」

 とりわけ徳井は好感度が高かっただけに、“落差”が激しい。一度壊れたイメージを修復するのには、相当な時間がかかりそうだ。

「“闇営業問題”で謹慎していた(ロンドンブーツ1号2号の)亮さんの先月末の復帰は、相方の淳さんの手腕によるところが大きい。さりげなく“コンビ愛”もアピールするなど、世の中に受け入れられるためのお膳立てが上手でしたね。その点、チュートリアルの徳井さんや、雨上がり決死隊の宮迫(博之)さんが自分の相方に“ナイスアシスト”してもらえるかというと……コンビの“軸”の方が倒れてしまうと、立て直すのは困難というわけです」(桧山珠美氏)

 事実、ネット上には〈(相方の)福田はどこまで徳井をフォローできるんだろうね〉なんて疑問の声も。持つべきものは……か。