神谷英樹が手がけるプラチナゲームズの完全新作「プロジェクト G.G.

引用元:IGN JAPAN
神谷英樹が手がけるプラチナゲームズの完全新作「プロジェクト G.G.

プラチナゲームズは、多数の新プロジェクトを告知するティザーサイト「Platinum 4」にて、2番目の星としてディレクター神谷英樹による完全新作タイトル「プロジェクト G.G.(仮題)」を発表した。

「プロジェクト G.G.(仮題)」画像・動画ギャラリー

プラチナゲームズは設立当初より、自社IPタイトルの開発を目標に掲げていたのだが、今回の新作タイトルでついに実現することとなった。
現時点で本作に関する情報は乏しく、ジャンルやプラットフォーム、発売日なども不明。ただ、ディレクターは同社の顔とも言えるクリエイター神谷英樹が担当することが明らかになっている。発表によれば東京開発スタジオの本格稼働、全社でのスタッフの大幅増員を予定しているとのことで、かなり力を入れたタイトルとなっているのを予感させる。

Platinum 4の公式サイトでは、まだ2つのプロジェクトが空白のとなっており、今後も自社パブリッシングタイトルの告知が続くものと予想される 。 そして「プロジェクト G.G.(仮題)」ディレクターの神谷英樹から、以下のようにメッセージが公開されている 。 プラチナゲームズ チーフゲームデザイナーの神谷英樹です 。 ようやく、ようやくプラチナゲームズの自社 IP 作品を発表することができました 。 プラチナゲームズ設立から約 14 年 。 「自社 IP を作る」という会社設立以来の悲願達成に向けて、
時間をかけてじっくりと準備を整え、今やっとそのスタートラインに立つことができたのです 。 ここで、「自社 IP」という聞き慣れない言葉に首をかしげる方もいるかも知れません 。 「IP」とは「Intellectual Property(インテレクチュアル プロパティ)」、日本語にすると「知的
財産、知的所有権」を指す言葉の頭文字です 。 『ベヨネッタ』、『NieR:Automata』、『アストラルチェイン』などなど、プラチナゲームズはこ
れまでたくさんのゲームを開発し、皆さんからたくさんのご支援を頂いてきました 。 それらの作品
を通じて、プラチナゲームズという会社を知って頂き、また厚い信頼も頂きました 。 しかし、我々プラチナゲームズはディベロッパー(ゲームの開発会社)です 。 ゲームを販売する企
業(パブリッシャー)と契約を結んで、開発資金を頂き、ゲームを開発して、それをパブリッシャ
ーに納品する会社です 。 皆さんが我々の開発したゲームを遊び、その作品と我々プラチナゲームズを結びつけて頂くのは大
変ありがたいのですが、それらのゲームは、契約を結んだパブリッシャーの IP(知的財産)であ
り、私たちの権利物ではありません 。 プロモーション活動はもちろん、ゲーム内容に関する決定権
も、全てパブリッシャーにあるのです 。 僕はしばしば、自分が作った作品を自分の“子供”に例えます 。 苦労して考え、生み出したものです
から、計り知れない愛着があるのは言うまでもありません 。 しかし上に説明した通り、その作品を
自由に扱える権限は我々にはありませんから、例えば「続編を作ってほしい」であるとか、「この
ハードに移植してほしい」といったご要望がどれほど寄せられても、我々にはどうすることも出来
ませんでした 。 しかし、この『プロジェクト G.G.(正式タイトル未定)』は、これまで我々プラチナゲームズが開
発したどの作品とも違い、正真正銘、ピュアプラチナの「自社 IP」です 。 どんな世界観にするの
か 。 どんな主人公にするのか 。 どんなデザインにするのか 。 どんなシナリオにするのか 。 どんなタ
イトルにするのか 。 どんなプロモーションをするのか 。 その全てをフルコントロールし、世に送り
出す作品です 。 もちろん都合の良いことばかりではありません 。 これからは、開発会社としての立場では及ぶこと
のなかった様々なリスクに晒され、大きな責任も背負うことになります 。 しかし、だからこそ、
我々はこれまで以上にゲーム作りに真剣に向き合うことが出来るでしょう 。 『プロジェクト G.G.』は、まずはスタートラインに立ったばかりです 。 ゴールはまだまだ、果てし
ない先にあります 。 そのゴールまでの道のりを、我々は自分たちの足でしっかりと歩んで参りま
す 。 そして、「その道を共に歩きたい」という同志がいたら、是非ともに手を取り合って進みまし
ょう 。 我々はいつでもウェルカムです 。 我々プラチナゲームズを、そして『プロジェクト G.G.』を、皆さんどうぞ宜しくお願いします 。 馬淵寛昭