2010年代のゲームを振り返ろう!ここ10年で最高の30本はこれだ!

引用元:IGN JAPAN
2010年代のゲームを振り返ろう!ここ10年で最高の30本はこれだ!

2010年代が幕を閉じたわけだが、PlayStationとXboxの次世代機が登場する2020年はゲームも新しい世代に入る予定だ。このタイミングで10年のゲームを振り返り、我々の考えるベスト30本を紹介することにした。様々なゲームを紹介するために、シリーズにつき1作まで限定することにした。

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2010年から2019年のゲームシーンはモバイルゲームが市場を席巻し、インディーゲームが大きなマーケットに成長した。死にゲーとバトルロイヤルが流行し、そして後半からは日本のゲーム産業が大きなカムバックを果たしたと言えるだろう。10年ひと昔と言うように、ゲーム業界は凄まじいスピードで変化し、魅力的なゲームが生まれ続けている。その中から、我々は商業的な成功や人気とは別に、純粋に最も優れていると考えているタイトルをピックアップした。
スーパーマリオギャラクシー2(2010年)

3Dプラットフォーマーがマイナーになったのは、何も2010年代に始まったことではない。それでもこのジャンルの魅力を示し続けてきたシリーズがあるとすれば3Dマリオだ。『スーパーマリオ オデッセイ』は記憶に新しいし、本格的な協力プレイを実現した『スーパーマリオ 3Dワールド』も捨てがたい。だが、3Dマリオの核となる要素が素晴らしいゲームデザインであるとするのならば、それが『スーパーマリオ ギャラクシー2』ほど凝縮されたタイトルは他にないだろう。ひとつの惑星から次の惑星へと移動して、その度にゲームの目的やルールが変わる多様性には圧倒される。ヨッシーも敵を食べるのはもちろん、猛ダッシュから身体を風船のように膨らませるギミックまであり、とにかく無限のクリエイティビティが際立つタイトルだ。――クラベ・エスラ
ファイナルファンタジーXIV(2010年)

『ファイナルファンタジー14』は、ゲームの本質とは別に10年代ベストから外せない理由がある。それは、歴史的な大失敗からの汚名返上だ。2010年にサービス開始した「旧FF14」は、システム上の欠陥といった看過できない欠点があまりに多く、方々から非難を浴びた。後に抜本的な解決に向けた開発チームの刷新が行われ、新たに着任した吉田直樹プロデューサー率いる新体制のもと「サービスを止めずに、FF14を作り直す」という前代未聞の一大プロジェクトが始動する。 そうして、2013年8月に「新生FF14」はリリースされた。MMORPGとして快適に遊べる水準を満たし、FFの資産を活かした豊富なコンテンツを提供しつづけ、それまでの汚名を払拭。いまでは、ソロでも苦なく最新コンテンツまで到達できる間口の広さや、シングルプレイ専用のRPG並みに展開する壮大なストーリーも相まって、世界的に広く遊ばれる最大手のMMORPGへ生まれ変わった。――野口広志
The Elder Scrolls V: Skyrim(2011年)

前世代機後期にリリースされた「The Elder Scrolls V: Skyrim」は、オープンワールドゲームとして確固たる地位を築き、後続する同ジャンルに多大な影響を与えた。
2011年に発売された本作は、その後新しいゲーム機が発売される度に移植され、2018年にはNintendo Switchにも対応し、もはや本作を遊べない現行機は存在しないというところまできた。なぜこんなにも長く愛され続けているのか? それはひとえに、ただ自由なだけじゃないオープンワールドのスタンダード・模範回答を打ち立てた、普遍的な完成度を備えるからだろう。また、パブリッシャーがツールを提供するなどMOD文化を歓迎し、コミュニティを著しく盛り上げた点も無視できない。――野口広志
Minecraft(2011年)

厳密には10年を超える歴史をもつ『Minecraft』だが、正式版リリースは2011年なのでランクインとなった 。 無限の可能性を秘めた建築要素にさまざまなクラフティング、ボクセルで形作られた世界、サバイバル体験などはひとつのジャンルとなって、いくつものフォロワーが生まれた 。 一方でほかに並ぶもののない強靱なシステムとアイコニックなビジュアルは、登場から幾年も経った今も色あせることなく、まさしく王者の風格である 。 そして本当におそろしいのは今後の10年を見てもなお、『Minecraft』が時代を象徴するタイトルになりえそうなところだ 。