「フリーバッグ」クリエイター、イギリスに制作会社を立ち上げ

引用元:映画.com
「フリーバッグ」クリエイター、イギリスに制作会社を立ち上げ

 [映画.com ニュース] 英ドラマ「Fleabag フリーバッグ」の企画・制作総指揮・主演を務めたフィービー・ウォーラー=ブリッジが、イギリスに制作会社を立ち上げたと、米ハリウッド・レポーターが報じている。

 「Fleabag フリーバッグ」は、劇作家で女優のウォーラー=ブリッジが自身のひとり芝居をもとに制作した1話約30分のドラマ。性に奔放で無軌道な独身女性の生活を描く悲喜劇で、イギリスではBBC、世界ではAmazonが配信している。ファイナルシーズンとなるシーズン2は、ゴールデングローブ賞をはじめ、賞レースを席捲している。

 また、ウォーラー=ブリッジは、英サスペンスドラマ「キリング・イヴ Killing Eve」の企画・制作総指揮や、「007」シリーズ最新作「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の脚本(リライト)も手がける鬼才として注目を集めている。

 2019年9月、アマゾン・スタジオと3年間に及ぶファーストルック契約を結んだウォーラー=ブリッジはこのほど、映画やテレビ制作を行うために、自身の制作会社ウェルズ・ストリート・フィルムを立ち上げた。「Fleabag フリーバッグ」シーズン2のストーリーエディターを務めたジェニー・ロビンスと、舞台版「Fleabag フリーバッグ」のプロダクションマネージャーを務めたシャーロット・ブリアーティーも同社に参加している。

 ウォーラー=ブリッジは制作会社立ち上げに際し、「これは生涯の夢であり、いまの気持ちは『とても興奮しています』というありきたりなコメントではとても言い表せません」「これを実現させてくれたアマゾン、ありがとうございます。参加してくれたジェニーとシャーロットもありがとう。新しい仕事に取りかかるのが楽しみで仕方がありません」と声明を発表した。

 なお、サスペンスドラマ「キリング・イヴ Killing Eve」は今春、米BBC Americaでシーズン3が放送予定。すでにシーズン4への継続も決まっている。