北川景子、実写『約ネバ』でママ役「原作設定を変えない確約をいただけた」

引用元:オリコン
北川景子、実写『約ネバ』でママ役「原作設定を変えない確約をいただけた」

 女優・浜辺美波主演で実写映画化される『約束のネバーランド』(12月18日公開)に女優・北川景子が出演することが発表された。主人公・エマ(浜辺)たちが暮らす孤児院「グレイス=フィールド」で理想的なママを務めながら、裏で鬼の手下として暗躍するイザベラを演じる。

【写真】『約束のネバーランド』エマ役は浜辺美波

 物語の鍵を握る重要な役どころに北川は「原作ファンの方々も大変、多くいらっしゃいますし、オファーを頂いた時は『私には難しいのではないかな』という気持ちのほうが大きかったです。漫画原作の作品を映像化することの難しさは、どんな俳優も嫌というほど理解していますし、今回このネバーランドの世界観を漫画のクオリティを損なうことなく実写化するというのは、不可能なのではないかという思いがありました」と複雑な胸の内を告白。

 それでも「最終的には以前、一度ご一緒した平川(雄一朗)監督と、また現場を踏んでみたいという思いと、イザベラの年齢設定やキャラクター含め原作の設定を一つも変えないという確約をいただけましたので、思い切ってお受けしようと決めました」と明かし、並々ならぬ覚悟をにじませた。

 イザベラの手下で、シスターながらに下克上を狙うクローネは、お笑いタレントの渡辺直美が演じる。原作でも異色キャラとして注目されていた役どころに「あの表情豊かなクローネを実写でしっかり表現できるように、監督と相談しながら全力でチャレンジしました! 北川さん演じるイザベラと一緒に、子供たちの前に立ちはだかる存在になりたいと思います」と意気込んでいる。

 共演したエマ役の浜辺は「北川さんと渡辺さんが決まったとお聞きした時、エマ、レイ(城桧吏)、ノーマン(板垣李光人)に立ちはだかる存在としては、これ以上ない二人だと思いました。エマとしても、読者としても、お二人がぴったり過ぎて幸せです」とコメントした。

 同作は、孤児院で平穏に暮らす少年少女たちが、孤児院が自分たちのことを「『鬼』の食用として育てている」という秘密を知り、脱獄を計画するファンタジー。原作は、2016年8月から『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートし、緻密なストーリーと繊細で美しいイラストが人気を呼び、『このマンガがすごい!2018 オトコ編1位』(宝島社)や『第63回小学館漫画賞』少年向け部門など、さまざまな賞を受賞している。