市村正親『ミス・サイゴン』卒業発表はビジネス?「いっぱい入るかなと思って

引用元:オリコン
市村正親『ミス・サイゴン』卒業発表はビジネス?「いっぱい入るかなと思って

 俳優の市村正親(71)が26日、都内で行われたミュージカル『ミス・サイゴン』の製作発表会見に参加。2016年に同作のエンジニア役の“卒業表明”をしていた市村は再び同じ役を務めるが「また、戻ってきました~」と笑顔を見せた。

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 市村は1992年の『ミス・サイゴン』初演以来、ただひとり一貫してエンジニア役として出演を続けてきたが、2016年10月からの公演で卒業することを発表していた。キャスト陣の最後にマイクを握った市村は「市村で~す! 初演から、ず~っとやってま~す」と元気よくあいさつ。初演より、後に生まれたキャストもいることを知ると「ずっと、やってま~す。前回、卒業宣言をしましたけど、また戻ってきました~! 待ってた人~? 僕の日のチケット買った人~?」とファンとコール&レスポンスをして盛り上げた。

 質疑応答では4年前の“卒業表明”の真意を問われた。「前回、卒業しようと思っていなくて『卒業』と言った。その方がいっぱい入るかなと思って(笑)。計算通り、僕の日は満杯でした」とニヤリ。続けて「今回も当然やるなって予感はしてました。想定内ですね(笑)」と冗談交じりに話していた。「今回はゼロからやってみたい。本当に前やっていたことを忘れて、なるべくやったことがない方向から」と心機一転で臨むことを明かしていた。

 卒業を表明した当時は心境に変化があったのかについては「東宝の方が『そういう作戦でいこうか』と。僕は卒業する気はありませんでした(笑)。だから、卒業する芝居をするのが心苦しいのとおもしろいのと…」と話し、笑わせた。今は「続けられる限りやってくれ」と言われているそう。目標については「120歳!」と大風呂敷を広げ「できるだけ長く。息子がクリスをやるまでかな」と具体的な夢も語っていた。

 『ミス・サイゴン』はベトナム戦争末期のサイゴンでアメリカ兵クリスと恋に落ちたベトナム人少女キムを中心に人々の生きざまを描く。5月23日から6月28日まで、東京・帝国劇場で上演される。

 会見には駒田一、伊礼彼方、東山義久、高畑充希、昆夏美、大原櫻子、屋比久知奈、小野田龍之介、海宝直人、チョ・サンウン、上原理生、上野哲也、知念里奈、仙名彩世、松原凜子、神田恭兵、西川大貴、青山郁代、則松亜海も参加した。