TVアニメ『虚構推理』の振り返り&第4話先行上映会を開催! トークショーで鬼頭明里と福圓美里が「宮野真守にセリフを分けたい」と明かす【レポート】

TVアニメ『虚構推理』の振り返り&第4話先行上映会を開催! トークショーで鬼頭明里と福圓美里が「宮野真守にセリフを分けたい」と明かす【レポート】

 1日26日にユナイテッド・シネマ豊洲で行なわれたTVアニメ『虚構推理』の「鋼人七瀬編突入!振り返り&第4話先行上映会」。岩永琴子役の鬼頭明里と弓原紗季役の福圓美里が登壇し、作品についてのエピソードが盛りだくさんなイベントとなった。

TVアニメ『虚構推理』「鋼人七瀬編突入!振り返り&第4話先行上映会」イベント写真を紹介 TVアニメ『虚構推理』とは、“怪異”たちの知恵の神となり、日々“怪異”たちから寄せられるトラブルを解決している少女・岩永琴子と、“怪異”にさえ恐れられる男・桜川九郎の2人が、“怪異”たちの引き起こすミステリアスな事件に立ち向かう、恋愛・伝奇・ミステリが混ざり合うストーリー。

 アニメの上映が終わり一度明るくなった劇場内。しかし、トークショーが始まるかと思った矢先、劇場内の照明が不気味に明滅し、再び暗転。作中に都市伝説として登場するキャラクター・鋼人七瀬が砂嵐の中に浮かび上がってくるという、ホラー感漂う演出で会場を震わせる。

 その後、司会者が何事もなかったかのように登場。司会に呼び込まれ、岩永琴子役の鬼頭明里と弓原紗季役の福圓美里が笑顔で登壇すると、大きな拍手が送られる。『虚構推理』についてのトークで真っ先に出てきたのは、セリフ量がものすごく多い作品だということ。「鋼人七瀬の説明は紗季の役目になるから、早くプロフィール部分を終えて次の場面にいきたいと考えていた」と福圓が言うと、推理シーンになると途端に台詞が増える琴子について鬼頭は「声優になって初めて口が回らなくなりました」と、その苦労を語った。

 続いて、トークはキャラクターを紹介するコーナーへ。岩永琴子については「小さくてかわいくて、すごく頭がいい子なんですけど、その見かけからは想像できない下ネタを言ったりするので、そのギャップがいいです」と鬼頭。福圓は弓原紗季のオーディションの話に言及。受ける前日に大人っぽい声の役をやっている友人に、そういう声を出すコツを聞いたところ、かなり詳しく教えてくれたらしく「そのコツを使ったら受かったので、ありがとうと言いたい(笑)」と、意外なエピソードを話す。

 その後、福圓が「もし婚約者が怪我がすぐ治る九郎みたいな人だったらどうする……?」と鬼頭に尋ねると、「病院に行かなくて済むからラッキーじゃないですか?」と琴子っぽく意に介してない様子。逆に質問を振った福圓自身は「この歳でそれは重いなぁ……普通で大丈夫ですってなる(笑)」と、それぞれが演じている役柄っぽい答えをしているのが印象的だった。

 話題は、宮野真守が演じる桜川九郎へ。琴子の顔面に虫除けスプレーをかけたり、当たりが激しいことについては「九郎にとって琴子はある意味特別な存在だから」とむしろちょっとうれしそうな鬼頭。また先ほど台詞が多いと苦労を明かした2人は、九郎を演じる宮野は、セリフ量が少ないから分けてあげたいと、楽しそうに話していた。鋼人七瀬については、この先の話が“VS鋼人七瀬”になっていくということで「そのバトルがかなり面白くなっていくので、5話以降も楽しみにしていてほしい」とのこと。

 さらに、司会がアフレコの雰囲気について尋ねると、鬼頭が説明台詞と日常の掛け合いにどう差をつけるのかについて、「宮野さんが家庭教師のように、ここはこうしたほうがいいと教えてくださったので、とても勉強になりました」と語る。また福圓は「手練な人が多くて、化け狸(怪異のキャラクター)のように、ポッとさせてくれるお芝居を周りがしてくれていたんですけど、この先も桜川六花役の佐古真弓さんのように、すごく素敵なお芝居が聞けるので、台詞のやり取りも楽しみにしていただきたい」と、アフレコの充実ぶりを話していた。

 最後は、上映会に集まった作品ファンの方へそれぞれからメッセージが贈られ、イベントは幕を閉じた。「推理あり、バトルあり、ラブコメありという要素が詰め込まれた楽しい作品になっているので、みなさんも推理しながらアニメを最後まで楽しんでください」(鬼頭)、「絵もきれいなので、今日は大画面で見ていただけてうれしいです。琴子ちゃんが頭が良くてかわいくてカッコいいことはもう重々わかっていると思うんですけど、後半の琴子ちゃんはハンパないくらいカッコいいので、毎週推理しながら見ていただけるとうれしいです!」(福圓)。

(C)城平京・片瀬茶柴・講談社/虚構推理製作委員会