ベルリン映画祭で上映『風の電話』主演のモトーラ登壇「自分は12歳の時からすごく変わったけど、東日本大震災の被災地は何も変わっていなくて、そのことが衝撃的でした」

引用元:中日スポーツ
ベルリン映画祭で上映『風の電話』主演のモトーラ登壇「自分は12歳の時からすごく変わったけど、東日本大震災の被災地は何も変わっていなくて、そのことが衝撃的でした」

 映画「風の電話」(諏訪敦彦監督、公開中)が日本時間24日、独「ベルリン国際映画祭」でプレミア上映され、主演のモデル、モトーラ世理奈(21)らが登壇した。

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 物語は東日本大震災を背景に、被災して今は広島に住む女子高生ハル(モトーラ)が運命に導かれるように旅を続け、いろいろな人と出会いながら岩手県大槌町に実在する「風の電話」にたどり着く―というもの。

 震災が起きたのは12歳で小学生だったというモトーラは「その時は何か大変なことが起きたと感じていても、私自身は何かをなくしたわけではなくて、遠くで起きていることと思っていました」という。「でも私は20歳になって、この映画の撮影で初めて被災地に行った時、自分は12歳の時からすごく変わったけど、被災地は何も変わっていなくて、そのことが衝撃的でした」と話した。