草なぎ剛　オスカー作品の監督＆俳優と対面　韓国語で交流

　「新しい地図」の草なぎ剛（45）が24日、都内で行われた韓国映画「パラサイト　半地下の家族」の舞台挨拶イベントにサプライズ出演した。

　「チョナン・カン」として韓国関連の芸名で活動した経緯もあり、来日中のポン・ジュノ監督（50）が第92回アカデミー賞で作品賞など最多4部門を獲得したことを祝福。大ファンの主演俳優ソン・ガンホ（53）とも顔を合わせた。

　草なぎは「わざわざ日本に来てくれてありがとうございます。受賞おめでとうございます。熱烈なファンです。ソンさんの演技を見て勉強しています。最近は韓国語を勉強する時間が無くて忘れてしまいました」と韓国語で声をかけ、「通じているのかな」と照れ笑い。

　ソンは「20年くらい前からファンだと聞いていました。今日は記念すべき日ですね」と笑顔で応じた。

　草なぎはポン監督にも「作品は全部見ていますね」と明かし、「パラサイト」には「一流のエンターテイメントになっていて、退屈するところが一つもなかった」と持ち上げた。

　ポン監督は「アカデミー賞受賞以前から日本の皆さんが熱い反応をくれて心から喜んでおりました」とあいさつ。日韓関係が政治的には冷え込む中、「両国の関係において交流の時期がこれをきっかけに再び始まって欲しい」と呼びかけた。

　アカデミー賞出品は「全く計画していたことではなかったので、少し気が動転していました。オスカーは大切に家にしまっています」と笑顔。韓国語作品でアカデミー賞を受けたことにソンも「言語か違っても共感できるんだ。それは映画の力なんだと感じております」と感慨深そうな表情を見せた。

　草なぎは、ジャニーズ事務所からの退所を21日に発表した中居正広（47）については、コメントしなかった。