人気声優・下野紘「鬼滅の刃」現場で、憧れの先輩・千葉繁に肩を揉まれる!?

引用元:TOKYO FM+
人気声優・下野紘「鬼滅の刃」現場で、憧れの先輩・千葉繁に肩を揉まれる!?

アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」。2月19日(水)の放送は、声優の下野紘さんが登場。人気アニメ「鬼滅の刃」の収録風景について教えてくれました。坂本:人気「鬼滅の刃」はどんな雰囲気で収録しているんですか?

下野:緊張感とか集中力って、そんなに持続しないじゃないですか。梶(裕貴)くんと一緒に出ていた「進撃の巨人」もそうですけど、メリハリというか、休憩のときはみんなで和やかに世間話をしたり、バカ話をしたりするんですけど、いざアフレコってなると集中して取り組んでいます。

僕が言うのもなんですけれど、“あっ、みんなプロの声優なんだな”って(笑)。そう感じるくらい、集中力をもってそのキャラクターを命がけで演じていますね。どちらの現場も、アフレコ現場はそんな感じでしたね。

(中略)

坂本:下野さんが憧れている方はどなたでしょうか?

下野:憧れている方かぁ! もともと好きでこの業界に入ったので、いろいろな方に憧れているんですけど、この業界に入ってきてさらに“この人すごいな”って思うようになったのは、「鬼滅の刃」で言えば千葉繁さん。

いろんな作品に出演されている方なんですけど、「鬼滅の刃」では我妻善逸(あがつまぜんいつ、下野さんの演じるキャラクター)の師匠であるおじいちゃんの役を千葉繁さんが演じていらっしゃって。僕が我妻善逸を演じるうえで、“こういう風に叫ぶかな”っていう叫び声の参考にさせていただいたのが、実は千葉繁さんで。

坂本:そうなんだ! それは、自身のキャラクターの師匠役を千葉さんが演じられると知ってから?

下野:全然知らなかったです。オーディションの段階では誰がどの役をやるかは知らなかったですし、アニメの収録が進んでいっても誰が師匠役なのかわからず……だったので。

あまりにもうれしすぎて、感動しすぎて、“千葉さんをイメージして演じました!”って言ったら、「あっ、そうなんだ~」って、すごくニコニコしながら言われましたけどね(笑)。

坂本:(笑)。何かアドバイスとかをいただいたりはするんでしょうか?

下野:アドバイスとかはないんですけど、とにかくずっと叫んでいるアフレコ現場で、一瞬間があいたときに肩を揉んでもらいまして(笑)。「大変だねぇ~」って言いながら、肩を揉んでもらいました。本当にありがたかったです。

坂本:うれしい(笑)! プロとして見たときに、千葉さんのすごさはどこにあると思いますか?

下野:やっぱり芝居がすごいとか、声がすごいというのはあるんですけど、芝居のなかの空気感をいち早く感じ取って、「今はこういう会話が続いているから、こういう風にしてみよう」とか「ここは遊べるな」っていう試し方を、直接言われるのではなく“あっ、(千葉さんは)こういう風に試してみたいんだろうな”って雰囲気で感じられて。

それだけの幅の広さや、遊べる余裕があるっていうのはやっぱりすごいなって思いましたね。

坂本:時間や台詞が制限されているなかで、そうした表現方法ができるということなんですね。

下野:そういう楽しみ方は声優ならではの楽しみ方なのかなって。いろいろと制限があるなかで、どれだけ声だけで表現できるのかとか、遊べるのか、というのが楽しみの1つなのかなと思いますね。

(TOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」2月19日(水)放送より)