中居正広がジャニーズ退所…SMAP再結成「99％消えた！」

　２１日、元ＳＭＡＰの中居正広（４７）が会見を開き、ジャニーズ事務所を退所することを明らかにした。ファンの最大の関心事はＳＭＡＰの再結成があるかどうかだ。これについて中居は「１～９９％の中にはあると思いますよ。０でもないし、１００でもない」とお茶を濁したが、芸能評論家の佐々木博之氏は「よほどドラスチックなことが起きない限り、再結成は難しいかもしれません」と語る。

　２０１６年末の解散後、１７年９月に退所し「新しい地図」を結成した稲垣吾郎（４６）、草彅剛（４５）、香取慎吾（４３）。３人の船出は厳しいものだったが、最近になってようやくテレビ復帰も果たした。一方、事務所に残留した中居と木村拓哉（４７）は激しい確執が取り沙汰され、むしろこちらの方が深刻といえる。昨年、ジャニー喜多川社長が亡くなり、２人の恩師の別れの会で約２年９カ月ぶりに公の場で顔を合わせたが、一部で“目も合わせなかった”と報じられた。

　中居は不仲説について「不仲でいいんじゃないですか？　実際？　それは言わない」と冗談交じりに答えていたが、きっぱりと否定しなかったのは「ご想像にお任せします」ということだろう。

「最近、木村さんのソロライブの楽屋裏で中居さんの車が目撃された話を女性誌が報じました。それで“２人の距離がついに縮まったのでは？”と期待する向きもありましたが、あの車は中居さんが信用を置くＳＭＡＰ時代からのマネジャーが運転するジャニーズ事務所の社用車でした。所用があって木村さんに荷物を届けただけだといわれています。解散騒動時から続く２人の“冷戦”は今も続いています」（音楽業界関係者）

■修復しがたいキムタクとの関係

　ジャニー社長は最後までＳＭＡＰ再結成を諦めず、その機運が高まった時には中居に新しい地図との“懸け橋”となることを期待していたという。その中居が退所を決めたということは「自分がパイプ役になるのはムリ！」と判断したのかもしれない。それくらい根深い問題が２人の間に横たわっている。

　さらに２人の関係をこじらせているのは、テレビ局の過剰な“忖度”だ。

「木村さんは４月からテレビ朝日系の連続ドラマ『ＢＧ～身辺警護人～』に主演し、中居さんはレギュラー番組『中居正広のニュースな会』があります。局内でばったり顔を合わせれば世間話にでもなりそうなものですが、局側は２人が遭遇しないようにスケジュールを工夫します。これはテレ朝に限らず、どの局も一緒。そうこうする間に２人の亀裂はますます広がっていく悪循環です」（テレビ局関係者）

　前出の佐々木博之氏がこう言う。

「まず、木村さんと中居さんの関係が修復しなければＳＭＡＰ再結成は難しいと思います。新しい地図に中居さんが合流したところで、それはＳＭＡＰではありませんからね。中居さんが『やっぱり５人ですから』『環境はさまざま』と強調したのは木村さんに向けたメッセージにも聞こえました」

　それでも１％の可能性に期待するファンがいるのかもしれない。