『R-1』決勝進出11人決定 ルシファー吉岡が後輩芸人を一喝「エンジョイ勢に負けたくない」

引用元:オリコン
『R-1』決勝進出11人決定 ルシファー吉岡が後輩芸人を一喝「エンジョイ勢に負けたくない」

 “ひとり芸日本一”を決める『R-1ぐらんぷり2020』決勝進出者が18日、発表された。おいでやす小田、SAKURAI、すゑひろがりず南條、ななまがり森下、野田クリスタル、ヒューマン中村、ほしのディスコ、守谷日和、メルヘン須長、ワタリ119、ルシファー吉岡が2532人のエントリーから見事に決勝へと駒を進めた。

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 2002年より開催してきた同大会も来年で18回目。『R-1ぐらんぷり』の応募資格は「芸能事務所及びプロダクション所属者」「芸能活動を行っている者」「『芸』を生業としている者」のいずれかに該当する人で、決勝戦の模様は3月8日、カンテレ・フジテレビ系全国ネットで生放送を予定している。優勝者には賞金500万円となっている。

 小田、ヒューマン、ルシファーは、決勝5回以上の常連、そのほか8人は初の決勝進出となった今回の決勝戦。しかし、決勝当日に行われる「復活ステージ」では本日準決勝で敗れた21名にも決勝進出のチャンスがあり、決勝は本日決定した11名と「復活ステージ」から勝ち上がる1名によるブロックトーナメント方式。A、B、Cと4名ずつの3つブロックから勝ち上がった3名による最終決戦で優勝者が決まる。

 珍しいタキシード姿で現れたす南條は「ありがとうございます」と一礼。元消防士のワタリは「レスキュー!!」と大声で叫びながらの登場。ルシファーは余裕の笑みでガッツポーズ。最後に登場した小田は「やったー! やったー!」と喜びをかみしめた。

 決勝戦のネタ披露順を決める抽選では野田が1番に。初めてのことだけに「情報がない!難しい!」と悩みながらAブロックの4番へ。続くおいでやす小田は決勝常連だけに「Aブロックで負けたこともあるから…」とCブロックの10番を選択。森下は直感でBブロックの6番、ワタリは芸名の「119」に掛けてCブロックの11番、SAKURAIは「早めにネタをやりたいタイプ」ということで自らAブロックの3番を選んだ。南條も芸名の「すゑひろがり」に掛けてBブロックの8番へ。守谷日和は「うわー」と頭を抱えて悩みながらAブロックの2番をチョイスした。

 ほしのディスコはBブロックの7番へ向かうも、靴が脱げてしまうというハプニングが。ルシファーは慣れた様子でAブロックの1番に向かって歩き始め、ほかのファイナリストたちを驚かすも、実際にはBブロックの5番という無難な順番へ。残るはCブロックの9番とAブロックの1番。ヒューマンは最後のメルヘン須長に「トップ絶対に嫌なんで……」と気を遣いながらCブロックの9番をキープ。須長は嫌がる様子もなく素直にAの1番に収まった。

 質疑応答では「ライバルは?」という質問に、守谷日和が「ヒューマン中村さんとおいでやす小田さんはずっとお世話になっている先輩で、劇場のバトルでも倒したことがないので、この機会に倒したいと思います」と宣戦布告。ルシファーは事務所の後輩・ほしのディスコに「ほしのは“R-1エンジョイ勢”。準決勝進出の喜びよりも大阪に行けるって喜んでた。こういう奴に負けたくない」と調子に乗っている後輩を一喝。当のほしのディスコは「確かにグリコの前で写真は撮りました」と観光気分であることは認めたものの、「ルシファーさんは倒したい。“エンジョイ勢”と言われて火が付いた」と下克上宣言をした。

 「優勝賞金500万円の使い道」を聞かれると、散々ボケ倒した森下が最後に「今までよくしてくれた人たちに恩返しがしたい」と本音を告白。南條も結婚して3年になる妻に「付き合ってから14年分の恩返しをしたい。まず14年分の家賃を払います」と誓った。