涙なしには語れない“再会” 「最後のホームルーム 同窓会をプロデュース」

引用元:夕刊フジ

 【週間BSマップ】★「最後のホームルーム 同窓会をプロデュース」(2月24日(月)午後7時/BS朝日)

 24日午後7時からBS朝日で放送されるのが「最後のホームルーム 同窓会をプロデュース」です。

 この番組は、閉校を機会に集まることになった卒業生の同窓会をプロデュースするというもの。ディレクターをつとめたのが入社1年目の新人だとのこと。二重のドキュメント番組といえます。

 「同窓会」。この言葉に想い抱くイメージは人それぞれでしょう。ノスタルジーを感じる人もいれば、新たなる出会いを期待する人もいるのではないでしょうか。

 私はと言いますと、「無」ですね。なんと言いますか、まったく興味がないのですよねえ。私の十代は、家に帰ってラジオの深夜放送を聞くのだけが楽しみ、という明るい青春時代だったんで。まあ、その辺はお察しください…。

 栃木県の小野寺北小学校は、今年3月で閉校してしまいます。明治6年に開校したこの小学校は、少子化により現在、在校生は6学年で27人。番組では卒業生の1人に連絡を取って「同窓会」を開くことに。

 協力者の男性は、「名物先生に会いたい」という気持ちから同級生に連絡します。しかし、その名物先生は現在、ワケあって担任を持てなくなっている。その理由は…。

 同窓会にまったく興味のない私も、実にひき込まれてしまう内容の番組です。

 最初は、小学生の時とずいぶん変わってしまった41歳の同級生が、当時好きだった人や思い出話で面白おかしい雰囲気なんですが、当時のピリッとした先生と生徒とのトラブルのことを思い出して一同が涙ぐみます。

 私までなぜか、「小学生ってそんなことあるよなあ」とノスタルジックな気持ちになって泣いてしまいました。

 同窓会の見届け人は松嶋尚美が担当しているんですが、実にいい距離感なんですよ。もう、この番組を見たことで同窓会行ったことにしようかな?(立川志らべ)