自分だけの攻城兵器を作ろう!『Besiege』正式版配信【爆速プレイレポ】

引用元:Game Spark
自分だけの攻城兵器を作ろう!『Besiege』正式版配信【爆速プレイレポ】

最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

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今回は2020年2月18日にSpiderling StudiosよりPC(Steam)向けに正式版がリリースされた『Besiege』について生の内容をお届けしたいと思います。

『Besiege』とは
本作は、物理挙動に特化したサンドボックス建築ゲーム。トイカメラ風に映し出される中世ファンタジー世界で、様々な効果のブロックをつなぎ合わせ、自分だけの攻城兵器を作り、課せられる様々な難題を達成していきます。2015年より5年以上にわたってSteam早期アクセスを展開し、マルチプレイ要素やレベルエディタ機能、日本語対応(初期設定は英語、ゲーム内オプション画面から設定する必要有)。などさまざまなアップデートを経て、今年2月18日に遂に正式リリースを達成しました。

Steamワークショップでは他プレイヤーの作成した攻城兵器やステージ、スキンなどがダウンロード可能です。

シングルプレイヤーキャンペーン
本作ではコストの概念はなく、制限はサイズのみ。コスト度外視の短期決戦兵器でミッションをクリアすることも可能です。
空高く飛ぶ鳥を一定数倒すステージ。目標に合わせた兵器を組み立てる必要があります。
シングルプレイヤーキャンペーンでは、「イプシロン」「トルブリンド」「ヴァルフロス」「クロルマル」の4つの大陸(ステージ群)に挑戦可能。破壊や殲滅、目的地への移動、運搬といった多岐にわたる目標をこなしていきます。

序盤は丁寧なチュートリアルが表示されますが、途中からやや投げやり気味となるため、難易度はかなり高く感じました。

筆者は機械系の知識が浅く、序盤で早くも限界を感じたため、YouTubeやWiki、Steamコミュニティのガイド、Steamワークショップ上の設計図を頼りにプレイしました。

マルチプレイヤー
Steamワークショップの兵器をダウンロードしてはその場で試乗し、ワイワイと盛り上がりました。
マルチプレイヤーモード(Multiverse)では、ステージや兵器をエディットして、Steamのフレンドと一緒に遊ぶことが可能です。所謂サーバーリストのようなものは存在しないため、フレンド以外とプレイする場合はIPアドレスを伝える必要があります。

その場でエディットをすることも可能ですが、あらかじめサンドボックスモード等でステージや兵器を組み立てておき後でロードするとよりスムーズに遊べます。

工夫を凝らした自作兵器でフレンドと殴りあうもよし、Steamワークショップの力作を呼び出してワイワイするもよし。友人とレゴブロックで遊んでいるような気分になりました。

V1.0新要素「論理/オートメーション」
正式リリース時のアップデート「V1.0」にて「論理/オートメーション」カテゴリのブロックが新たに登場。「高度測量機」「論理ゲート」「センサーブロック」「タイマー」の4ブロックが追加されました。

これらを活用することで、「一定の高さで浮遊するホバークラフト」や「デジタル時計」「4ビットの2進数計算機」などが作成可能です。

ブロック「高度測量機」を活用した、一定の高さで浮遊するホバークラフト(Steamワークショップよりダウンロード)。
使い方のイメージがわかない場合は、とりあえずSteamワークショップから入手した設計図を手本にしてみるといいかもしれません。

知識と想像力があればそれだけで長く遊べるゲームだと思いますが、そうでないプレイヤーも、Steamワークショップを通して先輩プレイヤーの作品に触れたり、そこで得た知見を自分の建築に活かしたり、といった遊び方も可能です。早期アクセス期間中に遊んでいたという方も、まだ一度も遊んだことがない方も、是非プレイしてみてください。

タイトル:Besiege
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2020年2月18日
記事執筆時の著者プレイ時間:15時間(うち3時間は早期アクセス期間中)
価格:1,010円(2月25日までは50%オフ、505円)

「爆速プレイレポ」ではハードコアゲーマーなライターから読者に向けて、新作タイトルの生の内容を伝えるプレイレポートをお届けします。対象となるタイトルは、執筆時点で発売48時間内の新作、かつAAAからインディーまで、ジャンルやプラットフォームを問わず「読者が気になるだろうゲーム」もしくは「ハードコアゲーマーのアンテナが反応するゲーム」です。

性質上、本企画においてはゲームの評価や採点は行いません。ストーリーなどの「ネタバレ」も軽度な内容に留まることが殆どです。また、記事執筆にはデベロッパー/パブリッシャーからプレイレポート用として提供されたゲームソフトが含まれる場合もあります。プレイ時間自体も基本的には短い段階での執筆となります。

なお、マルチプラットフォームで展開されている作品においては、対応している機種のうちのひとつのエディションのみをプレイしています。そのため、本文内でプレイした際の使用機種についても明記しています。 Game*Spark S. Eto