乃木坂46・4期生ドラマ初出演 直木賞作家・西加奈子氏の短編を実写化

引用元:オリコン
乃木坂46・4期生ドラマ初出演 直木賞作家・西加奈子氏の短編を実写化

 乃木坂46の4期生、11人のドラマ初出演作として、直木賞作家である西加奈子氏の短編『サムのこと』『猿に会う』 を実写ドラマ化。3月20日から映像配信サービス「dTV」で独占配信される。

【写真】『サムのこと』場面写真

 今回、映像化される2作品は、西氏の初期の短編。2015年に『サラバ!』で直木賞を受賞。これまで、宮崎あおいと向井理の出演で『きいろいゾウ』(13年公開)、『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』(14年公開)、『まく子』(19年公開)の3作品が映画化、今秋には4作品目となる『さくら』が公開予定だが、ドラマ化されたのは本作が初となる。

 ドラマ化される『サムのこと』『猿に会う』 の両作品に共通するテーマは‟青春時代の葛藤とそれを乗り越えていく希望“。このテーマを描くにあたり、日本を代表するアイドルグループにおいて大きなプレッシャーを受けながらも青春時代を送り、今後、さらなる躍進が期待されている乃木坂46の4期生の出演で映像化が実現。

 乃木坂46の4期生は18年12月にデビューし、日本武道館でお披露目された「乃木坂46 4期生お見立て会」で約1万席のチケットが発売後2時間で完売するなど、デビュー当時から注目を集めた新世代。4期生の遠藤さくらは24枚目のシングル「夜明けまで強がらなくてもいい」で初センターを飾ったほか、フロントには同じく4期生の賀喜遥香と筒井あやめが起用されるなど、これからのグループを背負う次世代のセンター候補として既に圧倒的な人気を集めている。4期生は本作がドラマ初出演となり、『サムのこと』では遠藤、『猿に会う』 では賀喜がそれぞれドラマ初主演を務める。なお、先日発表された4期生新メンバーは本作には参加していない。

 『サムのこと』は、同じアイドルグループのメンバーだった1人が亡くなったことをきっかけに久々に集まった元メンバーの4人が当時を振り返る過程で、仲間を失った喪失感が生きる希望へと変わっていく模様を描いた群像劇。キャストには自由奔放で独自の世界観を持つサム役の遠藤をはじめ、LGBTであることをメンバーに隠し続けるアリ役に早川聖来、ストレスが原因でアルコール中毒になるキム役に田村真佑、SNSでアイドルである妹のネガキャンを行うモモ役に掛橋沙耶香、占いに傾倒してしまい、借金まみれになるスミ役に金川紗耶、姉からのネガキャンでメンタルをやられ引きこもりになるキララ役に筒井、サムたちがよく通うカラオケボックス店員役に矢久保美緒の7人が出演。

 一方、『猿に会う』 はコンプレックスを抱える仲良し女子大生3人が日光への旅行を通じて、殺人事件など様々なトラブルに見舞われながらも、それぞれの人生を見つめ直すロードムービー。本作の主人公で耳に大きなホクロがあるというコンプレックスを抱えるまこ役の賀喜をはじめ、しっかり者で物事を四捨五入しがちな性格のきよ役に清宮レイ、今まで男性とお付き合いした事がなく歯の矯正をしているさつき役に柴田柚菜、まこたちと同じ大学に通う少しイケてるタイプの女子大生である涼子役に北川悠理の4人が出演。どちらの作品も普段のメンバーからはとても想像できない異色なキャラクターを演じており、この作品でしか見ることの出来ないメンバーたちの意外な一面や、本格演技初挑戦という本作に体当たりで挑むメンバーたちの迫真の演技が見どころとなる。

 『サムのこと』の監督には、映画『重力ピエロ』『見えない目撃者』など数多くの作品を手掛ける森淳一氏、『猿に会う』 の監督には乃木坂46をはじめ、ゆず、Mr.Childrenなど300組以上のMVやコンサート映像を手掛け、乃木坂46ファンからの支持も厚い高橋栄樹氏をそれぞれ起用。乃木坂46の世界観をそのままに、西氏が描く繊細でありながら生きる希望を映像で表現する。

 配信を記念して3月17日には都内で『サムのこと』「猿に会う」配信記念イベントを開催。dTV会員を対象に250組500人を招待する。応募方法は公式サイトに掲載。dTVでは乃木坂46が出演している『あさひなぐ』、『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』、『コープスパーティー』なども配信中。

■番組概要
『サムのこと』
配信日時:2020年3月20日(金)、21日(土)、27日(金)、28日(土) 
配信話数:全4話(各話約20分)
出演:遠藤さくら、早川聖来、田村真佑、掛橋沙耶香、金川紗耶、筒井あやめ、矢久保美緒 ほか

『猿に会う』
配信日時:2020年4月予定
配信話数:全4話 (各話 約20分)
出演:賀喜遥香、清宮レイ、柴田柚菜、北川悠理 ほか