中居正広、退所の理由は「1~2年前からギラギラ感なくなった」

 タレント、中居正広(47)が21日、3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所することを発表した。中居は東京・六本木のテレビ朝日で110分間にわたって、ユーモアを交えながら会見し、独立を決めるまでや、事務所創業者の故ジャニー喜多川さんへの思いを告白。SMAPの解散に関して取りざたされてきた噂の真相への質問にも答え、元メンバーへの思いも率直に語った。

 --退所の理由は

 「約30年やって(SMAPの解散から)3年経ちましたが、燃え尽きたというか、1~2年前から20~30代のようなギラギラ感がなくなったと思い始めた」

 --会社から慰留は

 「なかった。スタッフの残念がる芝居が、下手くそでした(笑)。少しずつ話を重ねていった感じですかね」

 --誰かに相談は

 「相談すると(結論まで)遠回りする懸念があったので、全て1人で決断しました」

 --会見をした理由 「さまざまな憶測も出ると思う。少しでも軽減したかった」

 --個人事務所設立

 「父親の命日の19日にできて、名前は『のんびりな会』。SMAPの忙しさは尋常じゃなかったし、のんびりやっていこうという思いを込めた。(まだ)社員も誰もいない。どこかの傘下に入ることもないです」

 --吉本興業のエージェント契約と近いものか

 「エージェント契約がよく分からないが、違うんじゃないか」

 --独立のメリットは、1人でやるのか

 「4月以降の理想が描けていない。理想を探しに行く段階。今のマネジャーが(当面は)窓口になってくれる」

 --一番感謝する人

 「生みの親のジャニー(喜多川)さん。間違いないと思います」

 --どんな思いが

 「僕の世代では怖い人。人間的にもショーを作るにあたっても教えてもらった。おしゃべりをする機会を最初に与えてもらった。会見が初めてなので、どこかで力をくれないかなと思って、ポッケに入れてきた。ジャニーさんの骨です。(葬儀に)行けなかったので(副社長の)滝沢秀明君がかっぱらってきてくれました。『YOU、最悪だよ』と言っているかも。僕らの中では(それは)あいさつ」

 --先輩後輩に報告は

 「滝沢と情報番組を持っている東山(紀之)さんには伝えて(本人のものまねを交えて)『3月になったらメシ行こう』と言われました。あっ!(同じく情報番組に出演する)城島(茂)君を忘れた。ゴメン!」

 --ジャニーズはどんな場所だった

 「テクニックがあると思えない人間をここまで押し上げてくれた以外何物でもない。運だけで会社の後押しだけでここまで来られた。ずっとアマチュアみたいにはったりでやってきた感じ。老舗の会社を出たら自分が試される。環境を変えなければと感じた(SMAP解散からの)3年だったんじゃないか」

 --現在の仕事は

 「今の段階で3月で終わる番組はない。引き続きやらせてもらう」

 --ソロデビューは

 「(音痴キャラで)歌はマジで無理(笑)。笑われたくないし、この3年(ダンスの)ワンステップも踏んでない」

 --ネット解禁でユーチューバーデビューは

 「ネットの見方も分からない」

 --ファンミーティングなどの開催は

 「何ができるのか…。トークかなぁ。何か恩返しはしたいけど、今はその行動力がない」

 --結婚の予定は

 「(ため息交じりに)全くございません。人間的に欠陥があって、難しいと思います」

 --退所する後悔は

 「後悔と分かっていても飛び出さなくてはいけない瞬間も、人生で1度や2度あっていい」

 --ファンに向けて

 「感謝というか申し訳ない。4、5年前はライブで(数が)半端じゃなかったのに、あの子たちどこ行きました?」

 --今後のジャニーズとの関係は

 「後輩と話さないということではない。(Kis-My-Ft2の派生ユニットでプロデュースする)舞祭組なんて知りませんとはならない。でも、仕事は1人でやらせていただく。今までは大きな傘の下でやっていたが、今後は雨が降っても風が吹いても、自分の傘で防ぐしかない」