保釈の沢尻エリカ被告 明日からの生活はどうなるのか

引用元:THE PAGE

 麻薬取締法違反の罪で起訴された沢尻エリカ被告(33)が6日夜、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。今後、沢尻被告はどうなるのか。公判も始まっていない段階で沢尻被告の芸能界復帰について考察するのは早計に過ぎるが、ネット上では早くも同被告の去就についてさまざまな声が噴出している。保釈の際、東京湾岸署前には報道陣に混ざりスマホを手にした会社帰りと思われる一般の人々もいたような状況で、世間の関心度は高い。保釈中、沢尻被告は何を思って過ごすのか。

 「保釈中は裁判所から指定された場所に居住することになります。身元引受人のいる場所ですね。そして裁判所から召喚を受けたときは、必ず出頭しなければなりません。当たり前ですが、逃げたり証拠隠滅ととらえられるような行為は厳禁です。旅行などにも制限がつきますが、外出や遊ぶことも大丈夫ですし、事件関係者でなければ友人と会うこともできます。仕事をすることもできます。基本的な日常生活に支障はないと考えてよいでしょう」と話すのは、法律関連メディアの50代男性編集者だ。

 気の早い話となるが、裁判以降はどうなっていくことが考えられるのだろうか。

 「初犯ということもあり沢尻被告を擁護する人もまだ多いと思いますが、復帰について考えるとき気になるのは10年以上の長期間に渡って大麻やMDMA、LSD、コカインといった薬物を使用していたと報じられている部分ですね。初犯とはいえ常習性が認められ、いわゆる薬漬けですよ。むしろこれまで逮捕されなかったのが不思議なぐらい。それでも執行猶予が付けば意外と早い段階で復帰話も盛り上がってくるでしょうが、いまは昔と違ってたとえばテレビ番組のスポンサーや映画の協賛はじめ企業のコンプライアンスについての意識が高い。他にも女優はたくさんいる中で、あえて沢尻被告を使おうという方向にはなかなかなりにくいのではと思います」と指摘するのは、スポーツ紙の40代男性記者だ。

 「沢尻被告は今回の件でNHK大河をはじめCM契約などで芸能界に大きな損害を与えています。信用はゼロ…いや、マイナスといった状況で、たとえ執行猶予付きの判決が出ても違約金や損害賠償の問題がのしかかってくる。こうした場合、文字通り“体で払う”しかないと大胆な場面のある映画出演やグラビア出演といった可能性が取り沙汰されがちですが、すでに過去の作品で大胆シーンを演じている人なのでそれも新鮮味には乏しく、高額なギャラを払うところがあるとも思えません。先行きは明るい材料が見つかりません」と話すのは、週刊誌の40代男性編集者。

 今後の推移を注視したい。

(文・志和浩司)