清水宏次朗、10年続いた不安障害で芸能活動休止していた 「当面の目標は役者としてまた仕事をすること」 

引用元:スポーツ報知
清水宏次朗、10年続いた不安障害で芸能活動休止していた 「当面の目標は役者としてまた仕事をすること」 

 俳優・清水宏次朗(55)が20日放送のフジテレビ系「直撃!シンソウ坂上」(木曜・後9時)に出演。芸能活動休止の原因となった10年間に及ぶ不安障害、アルコール依存症との戦いを明かした。

 1980年代に大ヒットした映画「ビー・バップ・ハイスクール」で仲村トオル(54)とW主演を務め、当時の中高生たちのカリスマ的存在となった清水。「ビー・バップ―」以降もドラマ、Vシネマなどで活躍したが、実は10年以上続く体調不良のため、芸能活動休止を余儀なくされていたという。

 番組では「今はもう体が動かないから。満足のいく動きが自分でとれないから(芸能活動は)無理」と明かした清水の闘病生活に昨年7月から7か月にわたり密着した。

 わずかな段差でもつまずいてしまうという歩行姿は背筋が曲がり足元も弱々しく、時には妻の手を借りなければ一人で歩けない時も。また、以前は起床後にパッと動けたというが、今は起床してから体が動くまで1時間もかかることがあったという。

 体の異変に気付いたのは10年ほど前。あまり汗をかかない体質だったが、寝ている間に髪がびしょびしょになるほど発汗するように。外出も好きだったのに、何事にも無気力で外出を避けるようになり、仕事でどうしても外出しなければならない際には突然、手が震え、冷や汗が止まらなくなったという。

 芸能活動が不可能になったため、妻とスナックを経営。生計を立てていたが、今度は日々、大量に飲酒する生活に陥った。

 「なんとか芸能活動を復活させたい」と決意した清水は都内のクリニックで精密検査を受診。診断の結果は不安障害だった。慢性的な不安感のため、発汗、めまい、手足の震えなどに襲われる症状でパニック障害も不安障害の一種だという。さらに清水の場合、不安障害からアルコール依存症にもなっていたという。

 「昔の僕と今の僕では全然違った。そこに誤差が出たことによる不安。昔の僕を知るファンのオーダーに応えることができない不安、芸能界で仕事を続けていけるかという不安がいつもあった」と振り返った。

 診断後、投薬治療を続け、断酒にも踏み切った結果、現在では軽いジョギングもできるまでに体調が回復。「当面の目標は役者として、また仕事ができること」と笑顔で話していた。 報知新聞社