逃げるU-NEXT Pirates、追うEX風林火山 セミファイナル進出争いの最終盤/麻雀・Mリーグ

引用元:AbemaTIMES
逃げるU-NEXT Pirates、追うEX風林火山 セミファイナル進出争いの最終盤/麻雀・Mリーグ

 Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2019」、2月20日1回戦に出場する4選手を発表した。注目は、リーグ5位のU-NEXT Piratesと、それを追いかける最下位EX風林火山の、セミファイナル進出争い。レギュラーシーズンも最終盤に突入し、さらにシビアな順位争いになってきた。

【映像】二階堂・藤崎・瀬戸熊・朝倉の顔合わせ

 マイナスポイントが約400まで増えてしまったEX風林火山は、とにかくラスを引かずにトップを取る、それだけが求められる。できれば3連勝、4連勝といったインパクトのある勝ち方で、リーグ全体に大逆転がありそうな雰囲気を作れるかどうかがポイントだ。二階堂亜樹(連盟)は、個人成績も26位まで落ち込んでいるが、自らを奮い立たせるためにも快勝がいる。

 下位チームから標的にされないように逃げ切りたいのはU-NEXT Pirates。現在5位だが、ポイントはマイナス。これ以上、マイナスが増えるようだと、混戦に巻き込まれる危険がある。朝倉康心(最高位戦)は、少なくともEX風林火山より順位を上回って、差を縮められないような戦いが求められる。

 リーグ3位まで浮上してきたTEAM雷電は、現状維持さえできれば、セミファイナル進出は時間とともに近づいてくる。とはいえチームカラーは「魅せる麻雀」。守備重視の戦い方が似合わないチームの一つだ。親番で無類の強さを誇る瀬戸熊直樹(連盟)が、対戦相手の戦闘意欲を消し去る連荘を果たせば、チームはより安泰になる。

 リーグ2位のKONAMI麻雀格闘倶楽部からは藤崎智(連盟)が出場する。こちらもチームカラーは超攻撃的な麻雀だが、落ち着いた戦いができる藤崎こそ、この最終盤で活きてくる。持ち味の大崩れしない麻雀ができれば、第1目標のクリアはもう目の前だ。

【2月20日1回戦】

EX風林火山・二階堂亜樹(連盟) 個人26位 ▲201.5
KONAMI麻雀格闘倶楽部・藤崎智(連盟) 個人16位 ▲59.7
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟) 個人5位 +179.8
U-NEXT Pirates・朝倉康心(最高位戦) 個人9位 +104.9

【2月18日終了時点での成績】

1位 セガサミーフェニックス +388.6(80/90)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +122.5(78/90)
3位 TEAM雷電 +101.9(78/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +75.8(80/90)
5位 U-NEXT Pirates ▲31.3(78/90)
6位 渋谷ABEMAS ▲88.1(80/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲192.2(80/90)
8位 EX風林火山 ▲397.2(78/90)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。