萩原利久、松下奈緒主演「アライブ がん専門医のカルテ」でがんと闘う青年役を熱演

引用元:スポーツ報知
萩原利久、松下奈緒主演「アライブ がん専門医のカルテ」でがんと闘う青年役を熱演

 俳優の萩原利久(20)が、27日に放送される女優・松下奈緒(34)主演のフジテレビ系ドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(木曜・後10時)第8話に出演することが分かった。

 同作は、日本のTVドラマとして初めて腫瘍内科を舞台にし、リアルながん治療の現状を取り扱う。松下が演じる腫瘍内科医・恩田心(おんだ・こころ)と、心と同じ病院に移籍してきた有能な消化器外科医・梶山薫(かじやま・かおる/木村佳乃)の2人の医師を中心に、がん治療の最前線で闘う医師と患者の姿を、あふれるほど情感豊かに描くメディカル・ヒューマンドラマ。

 萩原が演じるのは、胚細胞腫瘍の2度目の再発が見つかった18歳の男性、井上和樹(いのうえ・かずき)。高校3年生の和樹は大学受験を終え、4月から始まる新しい生活に心を踊らせていたが、9歳で発症した胚細胞腫瘍の2度目の再発を心から告げられる。周囲が気を使うも、スマートフォンで自撮りを始める和樹。“がんと僕”という自身のブログを更新するためだ。和樹は抗がん剤治療を始めるが、「初ドライブにいってきた」など虚偽の更新を続ける。周囲の思いを感じながらも、和樹は2度目の再発にいら立ちを募らせていく…。

 萩原は、9歳で芸能界入りし、2009年に同局系「めちゃ×2イケてるッ!」でナインティナインの岡村隆史(49)扮(ふん)するキャラクター“オカレモン”の子役“オカレモンJr.”に抜てきされ、映画、ドラマ、CMなどに多数出演。昨年は日本テレビ系連続ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(2019年1月-3月)、映画「十二人の死にたい子どもたち」(2019年1月)などに出演し続け、テレビ東京系「電影少女―VIDEO GIRL MAI 2019―」(2019年4月-6月)では初主演を務めた。さらに、今年に入ってからテレビ大阪系「大江戸スチームパンク」(2020年1月)、テレビ朝日系「鈍色箱の中で」(2020年2月)と立て続けに主役を演じている。

 萩原はがんと闘う青年という役柄について「自分自身経験のない“がんと向き合う”という役に挑戦させていただけるという事で、しっかりと準備をして挑まなくてはいけないなと思いました。和樹の役を作る前に、今回患っている胚細胞腫瘍についてAYA世代、闘病中の生活など知らない事を知るところから始めました。色々勉強を進めていくうちに、自分が過ごした10代の頃の日常に感謝したいと思うようになりました。幼い頃から病気と向き合い続けた和樹の葛藤を特に繊細に表現したいと思い演じました」とし、「一つの病気に関わる全ての人の心情を丁寧に描いている作品だと思います。特に僕と同世代の若い方にはぜひ見ていただきです!」とアピールした。

 さらに、荻原演じる和樹の母親・弥生を、幅広い役柄で強烈な存在感を放つ女優・安藤玉恵(43)が演じる。安藤が同局ドラマへ出演するのは「トレース~科捜研の男~」(2019年1月―3月)以来、1年ぶり。萩原とは本作が初共演となる。現実を受け止め、人生に真摯(しんし)に向き合おうと懸命な息子に対し、何もしてあげられない自分にジレンマを感じる母親を熱演する。 報知新聞社