ドラマ「死にたい夜にかぎって」賀来賢人が山本舞香との共演語る「常に全力投球」

引用元:映画ナタリー
ドラマ「死にたい夜にかぎって」賀来賢人が山本舞香との共演語る「常に全力投球」

ドラマ「死にたい夜にかぎって」の第1話先行試写会が本日2月19日に東京・代官山Sessionで行われ、主演を務める賀来賢人、監督の村尾嘉昭、脚本を担当した加藤拓也、原作者・爪切男、エンディング主題歌を歌うアイナ・ジ・エンド(BiSH)が登壇した。

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爪が実体験をつづった同名書籍をもとに、どうしようもない男・小野浩史が人生最愛の彼女・橋本アスカと過ごした6年間を描く本作。賀来が浩史、山本舞香がアスカを演じている。

ドラマ化は偶然、本屋で原作を手に取った村尾の熱烈なオファーから実現した。爪は「僕が出演したサウナのイベントに来ていただいて。最初のオファーは服を着ていないサウナでされました(笑)。その時点ですごい熱意を感じて」と快諾した理由を明かす。

浩史役には村尾と10年来の付き合いという賀来が起用された。賀来も爪同様、村尾の熱意を感じたそうで「こんな熱烈なのは初めて。あの手この手でオファーしていただいて、マネージャーも困る困る(笑)」と振り返る。さらに初めて原作を読んだときの印象を「ラブストーリーのご都合主義な部分がなくて。ここまでハードな人生なのに、浩史は絶望的な状況でも『まあいっか』の精神で生きてるキャラクター。最初は実話だと思って読んでなかったんです。爪さんは赤裸々に悲劇を喜劇に変えて書いている。原作を読んでみて、書いた人はどんな人なんだろう?とすごい興味が湧きましたね」と語った。

爪はドラマ化について「ずっとドッキリが続いてますよ。僕は(浩史役は)ハリウッドザコシショウさんだと思ってました」と本音をぽろり。賀来の起用に関して「見栄えがちょっと違うぐらいで話の本質が変わってしまうなら、僕の書いたものが駄目だったということ。原作に忠実にする必要はまったくないです」と期待を寄せた。村尾は賀来を指して「眼鏡を掛けてるとけっこう似てるんです」と指摘。ドラマに特別出演している爪は「主人公がよく行く風俗の常連客の役で出ました(笑)。普段通りのことを演技でやれと言われてもなかなか難しい」と冗談交じりに語った。

賀来は撮影に関して「ドラマは時間がないから普通はリハーサルができない。でもこの作品は予算がないのにリハーサルをたくさんやったんです。すごくまっとうな物作りができています」とコメント。さらに「この役にすべてを懸けてる」という山本を「彼女にとっても、ここまで演じたいと思った役は初めてらしいんです。人の首を締めたり、笑顔だったり、情緒がめちゃくちゃな1日を何日も過ごしてる。体はボロボロなんですけど、常に全力投球」と称賛し、「彼女がいるとすごく現場が華やか。この前、3日ぶりに現場に来たら『私に会えなくて寂しかったでしょ』と(笑)。でも本当にその通りで現場のヒロインです」と続けた。

「死にたい夜にかぎって」はMBSで2月23日、TBSでは2月25日より放送。また「あとがき」と題した特別編がTSUTAYAプレミアムで3月31日深夜より配信される。

■ 死にたい夜にかぎって
MBS 2020年2月23日(日)スタート 毎週日曜 24:50~
TBS 2020年2月25日(火)スタート 毎週火曜 25:28~

■ 「死にたい夜にかぎって」特別編「あとがき」
TSUTAYAプレミアム 2020年3月31日(火)深夜配信スタート

(c)2020「死にたい夜にかぎって」製作委員会・MBS (c)爪切男/扶桑社