小池都知事、五輪マラソンコースは「速やかに決定されることがアスリートファースト」

引用元:スポーツ報知

 小池百合子都知事が6日、都庁で定例会見を行い、都内から札幌に変更した東京五輪マラソン・競歩のコース決定が難航していることについて「大会を前に進めるためにも、それぞれが納得したかたちで速やかに決定されることがアスリートファーストではないか」との考えを示した。

 暑さ対策で、開催地が札幌市に移転した東京五輪マラソンは、開催を約8か月後に控えてもコースが決まっていない。国際オリンピック委員会(IOC)は4日、市内の大通公園発着とし、周回コースの1周目を20キロとすることを決めた。一方で、組織委が「20キロ×2周案」を、世界陸連が「20キロ+7キロ×3周案」を主張し対立していることから、2周目以降については今月中旬までに結論を出すこととなった。

 小池都知事は「東京でもマラソンや競歩のコースについてはいろいろなやりとりをした結果、コースが決定した。同じように札幌の地において、IOC、組織委、IFなどさまざまな観点からの交渉が続いているのだと思う」と難航するコース決定に理解を示しながらも、「いずれにしても、大会を前に進めるためにも、それぞれが納得したかたちで速やかに決定されることがアスリートファーストではないか」と話した。

報知新聞社