岡村孝子、急性白血病の壮絶闘病生活を赤裸々告白　最後は笑顔で「イベントが出来たらいいな」

　急性白血病から活動復帰したシンガー・ソングライターの岡村孝子（５８）が１８日、フジテレビ系「ノンストップ！」（月～金曜・前９時５０分）のインタビューに応じ、闘病中のことや今後について思いを語った。

　約１０か月ぶりにカメラの前に姿を現した岡村は「同じような病気で治療している方がいたら、諦めないで頑張って一緒に治しましょうということを伝えたい」と闘病後初めての取材に応じた。

　違和感を覚えたのは昨年４月、「トークイベントのリハーサルで３曲歌っただけで、すごく疲れた」と振り返り、その後に行った定期健診で「血液に異常があることがわかった」という。

　「急性白血病」と宣告された時は「ガーンというか。本当にえ！？というか。入院してからも１週間くらい信じられなくて。毎日先生に『私、本当に白血病ですか』って聞いてました」と心が追いつかなかったという。

　そんな中、治療する覚悟をもたらしてくれたのは、大学生の娘だったという。「私は結構ふわーっとしてしまったりしているので、その辺はしっかり娘が先生と話をしてくれたり」と懸命にサポートしてくれた。

　娘からは「疲れてたんだねとか、ストレスがたまってたんだねって。気づいてあげられなくてゴメンねって、ボロボロ泣いて。でも『私のために治療をして欲しい』と言われました」と声をかけてもらい勇気づけられた。「もしかしたら、いつも寝ている状態になってしまうかもしれないし、家にいても何の戦力にならないかもしれないけど、それでもいいか？」と娘に聴くと「いてくれるだけでいい」と励まされ、「頑張ってみる」と闘病へ覚悟を決めたという。

　そして昨年７月、さい帯血移植手術を受けた。「移植してからは結構、頻繁に吐きました」と明かし、「先が見えないというのは、いつまでこうかな、こんな状態なのかなというのは、めげました。もういいかなと思ったことも一回あって。その時はちょっと諦めかけたんですけど」と想像を絶する苦しみがあったと告白。

　闘病中も多くのファンからメッセージが寄せられ「温かかったり優しかったり、こういう方たちと私は３５年間歩いてこれたんだなって誇りに思いました」と感謝。

　現在は「元気です。元通りっていうわけではないですけど、退院してからちょっとずつ毎日良くなって元に向かってる感じ」と回復へ向かっているという。

　今後の活動については「もうちょっと暖かくなったら、トークを１時間くらいで、歌３時間ぐらいのイベントが出来たらいいな」と話すと、「あっ３曲！歌３曲。歌３時間ってすごいね。昔よりすごいっていう」と笑顔で言い直していた。 報知新聞社