女性コンビ、はなしょーがワタナベお笑いNo.1決定戦制す

女性コンビ、はなしょーがワタナベお笑いNo.1決定戦制す

 芸能事務所、ワタナベエンターテインメントのお笑い芸人が競う「ワタナベお笑いNo.1決定戦2020」の決勝が17日、東京・渋谷のさくらホールで開かれ、結成7年目の女性コンビ、はなしょーが優勝した。

 昨年の女芸人No.決定戦「THE W」の準優勝コンビは、お笑い第七世代として注目され優勝候補だった四千頭身を抑え、下克上で最終決戦へ。Gパンパンダ、Aマッソとの戦いを制して初タイトルに輝いた。

 杵渕はな(26)は「優勝は四千頭身と言われていたので、肩の力が抜けていた」と驚きの表情。「(同大会で連覇した)ハナコさんに続いてキングオブコントで優勝したい。コントが大好き。“コント第七世代”になりたい」と誓った。

 杵渕はコントで子供から高齢女性まで高い演技力を発揮。ブルゾンちえみ(29)の芸名の名付け親としても知られ、「年明けに飲んだ時に『昔から頑張っているから大丈夫』と言ってもらいました」とブルゾンからの励ましに感謝した。

 山田しょうこ(32)は「イケメン好きやブスを売りにする女芸人らしさにとらわれず、好きなネタをやっていきたい」と自然体。賞金100万円の使い道についても堅実で、「はなちゃんがTHE Wのためにバイトに行けなくなりクビになった。まずは生活を整えてよいネタを書いてもらいたい。私は温泉ソムリエの資格を持っているのに温泉に行けていない。2人で行きたい」と優しさをのぞかせた。

 杵渕も「母が3000円のポシェットを欲しいといっても買ってあげられなかったので、高価なポシェットをプレゼントしたい」と孝行娘ぶりをみせていた。