佐藤江梨子「色気だだもれで」絶対零度にゲスト出演

引用元:日刊スポーツ
佐藤江梨子「色気だだもれで」絶対零度にゲスト出演

俳優沢村一樹主演(52)のフジテレビ系連続ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(月曜午後9時)の第7話が、17日に放送される。

日本国民のあらゆる個人情報や全国の監視カメラの映像などが集約されたビッグデータを解析し、AIが統計学的に割り出した“未来の犯罪者”を、潜入・追跡捜査して犯罪を未然に防ぐ未然犯罪捜査対策準備室・通称「ミハン」。この特命班のリーダーを務める井沢範人(沢村)は、元公安のエリート刑事。だが、ミハンシステムによるテストケース「0号」の冤罪(えんざい)事件が原因で、妻と娘を無残に殺された過去を持つ。普段は物腰も柔らかく、飄々(ひょうひょう)としていてつかみどころがない井沢だったが、その裏側には刑事としての一線を越えてしまいそうな凶暴性も内包しており、警察上層部からも危険視されていた。

第7話に女優佐藤江梨子(38)がゲスト出演する。佐藤が演じる大手フィットネスクラブ社長の仁科紗耶香が、ミハンシステムに危険人物として検知されることから始まる。紗耶香は5年前の強盗殺人事件の被害者で、夫を殺害され、自身も刺されて重傷を負った。夫の遺志を継いで社長になり、会社の業績を伸ばしている。そんな彼女が危険な毒物を入手していることが明らかになる。

佐藤は「『絶対零度』は好きなドラマでしたので、オファーをいただいてうれしかったです。犯罪を未然に防ぐということもあって、刑事ドラマというより探偵ドラマのような印象があります。変な例えかもしれませんが『名探偵コナン』のようだなと(笑い)。普通の刑事ドラマとは少し違って、事件を解決していくというよりは、皆さん事前に考えながら動いていくので、より役者さんのお芝居が試されるように思います」と話している。

演じる仁科紗耶香について「もしかしたら、周りの空気を一変させてしまう女性なのかもしれません。子供と接していると、その素直さから周囲を凍りつかせてしまう瞬間をよく見ます。空気を壊せるのは子供の特権と思っていたので、自分がそんな役を演じられるのはうれしいです(笑い)。先の読めない展開で、見ている方々にドキドキしていただける内容になっています。紗耶香は色気のある女性として台本に描かれていたので“色気、だだもれ”で演じきりたいと思います」と笑顔を見せている。

第7話では、法務官僚でミハンを統括している香坂朱里(水野美紀)が、井沢(沢村)に声をかける。香坂は、家族を持ってはいけないと思って生きてきた自分には、井沢が抱えている悲しみを共有できないかもしれないが、犯罪を未然に防ぎたいという思いは一緒だと言う。そして、井沢とならミハンの法制化を実現できると思っていると続けた。香坂は、間もなく開催される東京サミットと、その後に控えるオリンピックがミハンの重要性をアピールする良い機会だと捉えていた。

井沢たちは、ミハンが割り出した新たな危険人物の捜査を始める。その人物とは、大手フィットネスクラブの社長・仁科紗耶香(佐藤)だ。紗耶香は、5年前に起きた強盗殺人事件で社長だった夫の輝幸(青戸昭憲)を殺され、自身も瀕死(ひんし)の重傷を負った被害者だった。輝幸の死後、会社を引き継いだ紗耶香は、着実に業績を伸ばして経営者としての才能を発揮していたが、短時間で毒性が消えてしまうため検出されない危険な毒物をひそかに入手していた。

井沢は、スポーツインストラクターとして紗耶香に接触。ミハン捜査員の山内徹(横山裕)と小田切唯(本田翼)も、ジムの会員となって潜入捜査を始める。最初に捜査線上に浮かんだのは、紗耶香の会社が所有するウインタースポーツの実業団チームでコーチを務める辰巳(阿部亮平)だ。辰巳は、紗耶香を脅迫し、金銭を要求していた。山内たちは、紗耶香の秘書・江波(本宮泰風)が格闘技経験者であることを見抜く。ミハン捜査員でハッカーの加賀美聡介(柄本明)によれば、江波はかつて信用調査会社で働いていた人間らしい。

井沢たちが辰巳の調査を続けている最中に、新たな人物が紗耶香に接触する。それは科学捜査研究所の主任研究員・真鍋(宮川一朗太)だった。真鍋は、どんな手間も惜しまずに被害者のために真実を追究する人物で、これまでに数々の難事件を解決に導いていた。そして彼は、輝幸と紗耶香が襲われた5年前の事件も担当していたことが分かった。