監督の暴走「中身何もない」に慌てる大泉洋と小池栄子

引用元:Lmaga.jp
監督の暴走「中身何もない」に慌てる大泉洋と小池栄子

映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』の舞台挨拶が大阪市内でおこなわれ、主演の大泉洋、小池栄子が登壇。ともに舞台に上がった成島出監督の暴走に2人が慌てた。

【写真】監督の発言に引きつった表情の大泉洋

誘拐事件を扱った『八日目の蝉』(2011年)で、日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した成島監督。それに対して今回は、女にモテる編集長・田島(大泉洋)がキヌ子(小池)と偽夫婦に扮し、愛人たちと別れるために奮闘するコメディとライトなタッチの作品だ。

舞台挨拶で締めのコメントを求められた成島監督は、「作った自分が言うのも変ですけど、中身何にもないですから。頭空っぽにして楽しんでいただければ」と暴露。

思わず大泉が、「その言い方! 中身何にもないはダメでしょう」とツッコむも、「いやぁ、脚本作ってるときから今回はそういうのをと」と成島監督はゆずらない。

「僕、せっかく成島さんの映画出て、中身何もないんですか。『八日目の蝉』とか絶対にそんなこと言わないよね。えぇ~!」と驚きを隠せない。

「空っぽで見ていただきたいと言うことですね」と飄飄と言う成島監督に小池は、「それぐらいの気持ちで見ていただけた方が良いかも。やっぱり成島監督の作品だからって、肩にぐっと力を入れて見られるよりも」とすかさずフォロー。

続けて、「観ていただければわかりますけど、とってもチャーミングな作品。どこを切り取っても美しい絵のようなシーンがいっぱいあって、でもその絵に負けてない演者さんのお芝居バトルがあって、もちろん衣裳も美術ひとつひとつも相当こだわって作られているので」(小池)

「時間も短いですよね。2時間ない(1時間45分)。始まったらわーっと流れに乗って、どんどん展開していく楽しい映画です」(大泉)とたたみかけるように話し出した2人。

最後は大泉が、「僕は、中身がないとは思わないです。観終わった後にはあったかいものも、楽しかったなって記憶も残りますし、すてきな映画だと思います」と猛烈にプッシュした。

愛人役に緒川たまき、橋本愛、水川あさみ、ほかに松重豊、濱田岳らが出演する本作は、2月14日公開。