AI「若いときは自信ないからカッコつけちゃう」 でも自分をさらけ出すようになったら…?

引用元:J-WAVE NEWS

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」(ナビゲーター:サッシャ・増井なぎさ)。12月4日(水)のオンエアでは、AIがゲストとして登場。活動20周年を振り返った。

ライブの観客が少ない時代を乗り越えた「自分の変化」は

AIは11月にデビュー20周年イヤーを迎える。「気付けば20周年でビックリしています。まさかそんなに経っているとは。でも、いろいろありましたね」と笑いながらこの期間を振り返る。

サッシャ:でも、結果順調な20年だったんじゃないですか。
AI:そうですね。いろんな場所に行けたり、いろんな人に会えたり。でも、昔は私の音楽を聴いてくれる人が1、2人だったこともあったし、ライブにお客さんが全然来ないこともたくさんありましたからね。そんなのばっかりで。そこからお客さんが10人になり、50人になり、大きな会場でも歌うようになって、ちょっとずつ広がってきた。今考えると信じられないけど。ただ、クラブでビール箱の上に立って歌っているときもそれはそれで楽しかったですけどね(笑)。

観客が少ない時代は「私の音楽をどうやったら聴いてくれるのかに必死だった」という。

AI:最初は「みんなシャンパン飲んで、チェイチェイチェイ!」みたいな曲で、そんなんじゃ誰も聴かないって感じだった(笑)。自分でもどうでもいいと思うような曲ばっかり歌ってたからね。
サッシャ:でも当時は「いい曲だよ」ってプロモーションはしていたんでしょ?
AI:そう、してたのよ! 「マジ、ヤバいからチェックしてくれよ!」みたいな感じで(笑)。でも、少しずつ自分をさらけ出して、だんだん素直になっていったら、お客さんが来るようになったり手紙をもらうようになったりして。そうなって「人って普通に話したら、普通に伝わるんだな」とか「曲ももっと素直な思いを出せばいいんだ」と思いました。

AIは「自分をさらけ出すこと」が自身のターニングポイントだったと振り返る。

AI:昔は「何かになろう」とカッコつけようとしてばかりだったから、「あんた全然ヤバいよ」ってそのときの自分に言ってやりたい(笑)。でも、若いときは自信ないからカッコつけちゃうんだよね。だって表舞台に出たときはいつもサングラスをかけていたからね。
サッシャ:してた!(笑)。
AI:しかもブラトップみたいな服を着て、体中にラインストーンを貼ってたからね。でも当時は全然恥ずかしくなかった(笑)。でも、活動を続けていくうちに、知っているお客さんも増えて、信頼できる人たちも増えて、自信を持てるようになって、素直に頑張れるようになってね。そういうことを積み重ねた20年でしたね。