石原さとみ、声援に「パワーもらった」 聖火リレーリハーサルで走った

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会と東京都は15日、3月に始まる五輪の聖火リレーに先立ち、都内でリハーサルを実施した。東京・西部の羽村、国分寺、八王子の3市で行われ、支援車両の隊列の動きや沿道の警備状況などを確認した。

 3区間のルートを、本番と同じ1人(1組)分の約200メートルに分けて走行。ランナーは、実際に使用されるトーチ(長さ71センチ、重さ1・2キロ)を掲げ、火がついている想定で受け渡しの練習も。ルート周辺では予定時間前後に交通を規制し、スタートの羽村市では出発式、ゴールの八王子市では一日の終了の式典を行うなど実際のスケジュールに合わせて行われた。

 第1区間では女優で聖火リレーの公式アンバサダーを務める石原さとみ(33)が走り、沿道の声援に笑顔で応えた。「あっという間でした。(声援に)すごくパワーをもらいました」と話した。組織委では「大きな問題は発生しなかった」としつつ、第1、第3区間で進行が車両の準備などに手間取ったため、10~15分遅れたことを課題に挙げた。

 聖火リレーは、3月26日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」をスタートし、121日間で全国47都道府県を回る。