水野美紀、4年ぶり月9出演 『絶対零度』で“ミハン”チームの新責任者

引用元:オリコン

 女優の水野美紀が来年1月6日から放送されるフジテレビ系連続ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』で、2016年4月期『ラブソング』以来4年ぶりに“月9”枠に出演。前作から引き続き主演を務める沢村一樹演じる井沢範人らが所属する『未然犯罪捜査班』(通称・ミハン)の統括責任者・香坂朱里(こうさか・あかり)役に起用された。このほか、森永悠希、高杉真宙、上杉柊平、柄本明の出演も決定。また、前作で捜査一課刑事の早川誠二(はやかわ・せいじ)を演じたマギーも同役で出演する。

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 井沢や山内徹(横山裕)、小田切唯(本田翼)が所属する『ミハン』は前作において警察内でその存在が公のものとなったものの、国民を監視し個人情報を許可なく使って捜査していることはもちろん国民には知らされていない。香坂は法務省官僚ながら、ミハンの法制化を警察には任せられないとし、自らミハン統括責任者に志願したが、井沢はその真意に疑問を抱いている。一方の香坂も井沢を危険視しており、二人の間には常に緊迫感のある空気が流れる。

 そんな“隙のない”女を演じる水野は「コメディー要素の全くない女性を演じるのが久し振りで緊張しています」と最近演じてきたぶっ飛んだキャラクターの数々からはまた違った一面をみせてくれろう。「大学中退、つまり最終学歴が高卒の私なのでかなり背伸びして役作りをしていることにも緊張しております。ピチッとスーツを着て、背筋の伸びる気分です。後半、彼女の隠された過去が明かされていきます。ミハンの皆さんとの関わりを楽しみつつ、しっかり役割を果たしたいと思います」と意気込んでいる。

 このほか、柄本が演じるのは、コンピューターに向き合うことに疲れた伝説の天才ハッカー・加賀美聡介(かがみ・そうすけ)。生来の新しいモノ好きで、黎明期からコンピューターの世界に深く関わり、世界的なクラッカー逮捕に協力した逸話を持つ。香坂はその知識や技術をミハンの捜査にいかし、ホワイトハッカーとして活躍することを期待していたが、コンピューターへの情熱を失った加賀美は、むしろミハンの潜入捜査に興味津々。超マイペースな性格で、捜査への協力も気分次第という自由人。

 森永が演じるのは、新人研修でミハンに配属されたキャリア警察官・吉岡拓海(よしおか・たくみ)。エリートの自分がいわくつきの部署に配属されたことを不服に思っており、ミハンならではの違法捜査は自身の出世に傷がつくと消極的な態度をとる。しかし、実は天才子役だったという過去を持つ吉岡は、潜入捜査時の役作りにだけは異様な執念を見せ、他の捜査官たちの芝居にもいちいち口出しをする。また、年上だが階級は下の小田切と度々口論になり、小田切に叩かれた回数をデスノートにメモするなどコミカルな一面も。
  
 高杉は男性恐怖症の小田切が初めて心を開くことになるスポーツカメラマン・篠田浩輝(しのだ・ひろき)を、上杉は香坂とともに法務省から派遣されてきた官僚・北見俊哉(きたみ・としや)をそれぞれ演じる。