綾野剛、箱根駅伝を「走ってみたかった」

綾野剛、箱根駅伝を「走ってみたかった」

 俳優、綾野剛(38)が15日、東京・新宿バルト9で行われた主演映画「影裏(えいり)」(大友啓史監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

 盛岡を舞台に、失踪して初めて知った親友の光と影に向き合う男のヒューマンミステリー。主役で盛岡に赴任した青年、今野を演じる綾野は「この映画を皆さんにようやくお届けできるのをうれしく思う。忘れてはいけない曲があるということを、ここからつないでいかないといけない思いもこの作品にある。皆さんの中で『誰かにつなぎたい』と思っていただけたら幸いです」と語った。

 今野の同僚で、親友、日浅役の松田は、撮影エピソードに言及。「釣りをするのではしゃぎすぎて、熱中症になった。自然は自然で、準備して楽しまなければならない」と苦笑いで反省した。

 映画「影裏」にちなみ、人に知られずなってみたかった職業、影の願望を聞かれた松田は「スポーツ選手。しなやかで、とんでもない動きをする。憧れ、うらやましい」と告白。綾野は「『箱根駅伝』を走ってみたかった。コースも走ったことある。あとはボクシングもやってみたかった」と明かすと、松田も「やってみたい」とこれに同調。綾野から「戦ってみる?」と挑戦状を送られた。